村上春樹氏の紀行文集でも話題な東南アジア最後のフロンティア、未来世紀ジパング「満足度世界一の国!秘境ラオスが急成長!」感想&評価

2016年3月7日(月)に放送された未来世紀ジパング「満足度世界一の国!秘境ラオスが急成長!」は、村上春樹氏が「ラオスにいったい何があるというんですか?」という紀行文集を出版したことでも話題になっているアジア最後のフロンティア、ラオスを取り上げた回でした。

イギリスの旅行雑誌ワンダーラストで、満足度の高い観光地ランキング2015の第1位にも選ばれたラオス。仏教国ならではの素朴な雰囲気に加え、高級リゾートのアマンタカなど、観光客からの人気が高い理由も分かる気がします。

ラオス市内の移動に欠かせない乗り物は、東南アジアでもおなじみのトゥクトゥクです。日本のベンチャー企業プロッツァ社は電動トゥクトゥクを開発し、すでにラオスでの導入が始まっています。

また元CAの日本人女性が青年海外協力隊としてラオスに赴任、アカ族などラオス国内の少数民族を訪問する秘境ツアーを外国人観光客向けに企画する模様も番組で紹介されていました。日本の青年海外協力隊、記念すべき最初の進出国がラオスという事も初めて知りました。

経済発展が続くラオスには、中国企業が経済特区に巨大カジノを建設し、首都ビエンチャンでもショッピングモールや競技場を建設するなど、中国の進出が続いています。ただ中国が建設したショッピングモールや国立競技場はラオス人の懐事情に合っていないのかあまり人気は無いようです。

鉄道建設や通信衛星の打ち上げ等など、中国は様々な支援をラオスに行うことで、経済特区に巨大チャイナタウンを建設するプロジェクトという見返りをラオスから得ているそうです。

日本も中国のラオス進出を指をくわえてただ見ているわけではありません。番組では関西電力(東証1部上場、証券コード:9503、株主優待なし)がラオスに黒部ダムの10倍の貯水量を持つ巨大ダム「ナムニアップダム」を建設するプロジェクトを取り上げていました。2019年の完成をめざし急ピッチでダム建設作業が進んでいます。

日本のアデランス(東証1部上場、証券コード:8170、株主優待なし)もラオス南部の町サワンナケートに工場を建設、機織り文化が根付く手先が器用なラオス人女性を大量に採用し、手作業でカツラを作っています。タイよりも人件費が安いそうです。

未来世紀ジパングでは2014年10月にもラオスを取り上げていましたが、今回の放送を見ても日本企業にとって大きな可能性を秘めた国であることが再確認できました(⇒ラオスを取り上げた2014年10月27日放送の未来世紀ジパング視聴レビューはこちら)。

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