ミャンマー総選挙でアウン・サン・スー・チー氏率いるNLDが勝利!未来世紀ジパング「ついに!生まれ変わるミャンマー…国づくりに関わる日本」感想&評価

2016年1月18日(月)放送の未来世紀ジパング「ついに!生まれ変わるミャンマー…国づくりに関わる日本」は、2015年11月のミャンマー総選挙でアウン・サン・スー・チー氏率いるNLD(国民民主連盟)が勝利したことで、民主主義に生まれ変わろうとしている沸騰国家、ミャンマーを特集した回でした。

11世紀から13世紀にかけて栄えたミャンマー最初の王朝「バガン王朝」が築いた「バガン遺跡」は、40平方キロという広大な平原に大小3000もの仏塔が点在しており、夕日に染まる絶景も神秘的なミャンマー人気の観光地です。

バガン遺跡は世界遺産として有名なカンボジアのアンコールワットなどと並び「世界三大仏教遺跡」と称されていますが、遺跡の中にゴルフコースや展望施設が景観を損なっており、また観光地としてのインフラもまだまだ整備されていないことで、ユネスコによる世界遺産登録は見送られています。

インフラの1つ、ミャンマーの鉄道はこの150年、線路の補修などがほとんどなされていないことから、枕木は浮き上がりレールもぐにゃぐにゃ。その上を走る列車は縦横に激しく揺れながら、時速20~30kmという非常に遅いペースでの走行を余儀なくされています。

そんなミャンマーの鉄道を立て直すために、日本からJR東日本が南北に走るヤンゴンからマンダレー間の600㎞の鉄道補修を請け負っています。番組では線路を補修したり、ミャンマーの鉄道マンたちに技術指導をしているJR東日本の取り組みが紹介されていました。

日本国産ジェット「MRJ」をミャンマーのマンダレー航空が10機購入を決めるなど、交通インフラ面で日本とミャンマーは大きなつながりができているようです。将来的に新幹線がミャンマーの鉄道を走る日が来るかもしれません。

2015年12月には、ミャンマーに初の証券取引所がオープンしました。ミャンマー証券取引所の開設に全面的に協力したのも、大和証券(東証1部上場、証券コード:8601、株主優待あり)をはじめとした日本の官民連合です。

大和証券グループはなんと20年以上前、軍事政権の時代にミャンマーに駐在員を送り込み、証券所開設に向け着々と準備していたそうです。まさに先見の明ですね。

経験不足の新人議員がNLDから多数生まれた事や、憲法によってスー・チー氏が大統領になれない事など多数の問題は確かにありますが、個人的には今後のミャンマーは民主主義によって明るい成長が期待できると思います。

P.S.
未来世紀ジパングの公式サイトでは、WEB限定の特別動画も公開されています。電力などのインフラが全て整っているティラワ経済特区と、そこに進出した日本企業の模様が知れますので、ご興味ある方はウェブ動画もチェックしてみて下さい(⇒未来世紀ジパングのWEB限定動画はこちら

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