自遊人・岩佐十良社長の“リアルメディア”の考えに共感、カンブリア宮殿「新たな価値を地方から発信!最新・体験型ビジネスの秘密」感想&評価

日本有数の絶景露天風呂、オーガニック&デトックスの食、デザイナーズ家具やアートを配した館内、露天風呂付き客室を備えた魅力あふれる旅館『里山十帖』。2016年1月14日(木)放送のカンブリア宮殿「新たな価値を地方から発信!最新・体験型ビジネスの秘密」はリアルメディアの里山十帖と自由人の岩佐十良社長が紹介された回でした。

新潟県南魚沼市の山間にある、ハイシーズンには予約が3か月町にもなる人気の旅館「里山十帖」。他の旅館との大きな違いは、「体験」「発見」を売りにしている点です。番組では雪上散歩体験を楽しむカップルの模様も紹介されていました。

里山十帖は150年前の古民家をリノベーションした建物に、コンセプトが異なる12部屋を用意しています。宿の温泉は「旅のプロ30人が選ぶ温泉」の中で堂々の1位を獲得しているのもポイントです。

この里山十帖を運営しているのが、今回カンブリア宮殿に登場された雑誌「自遊人」を出版している岩佐十良社長です。この「里山十帖」は、雑誌「自遊人」の10個のテーマを実際に体験できるリアルメディア施設なのだそうです。

30年前、武蔵野美術大学で美術を学んでいた岩佐社長は、雑誌の編集プロダクションを立ち上げます。突撃体験型の取材記事で売れっ子となり、「じゃらん」「フロムエー」「東京ウォーカー」「TOKYO1週間」などの記事作成に携わってきたそうです。

そんな中、いいキャッチコピーが付く店の方が本が売れるという現実にむなしさを感じた岩佐社長は、「本当にいいものだけを、伝える雑誌を作りたい」と自ら出版社を立ち上げ自由人を生み出されたとのこと。現在、自由人では雑誌で取り上げた食材を販売するインターネットショップまで展開しています。

自由人では元々東京に本社を構えていましたが、過労死で亡くなった知人が2人も出たことを1つのキッカケに、環境の豊かな場所で仕事をしようと2004年に新潟の南魚沼に本社を移されます。結果、社員でも体調が良くなった方が増えたとのこと。旅館と共同で作る社員向けランチはとても美味しそうでした。

岩佐社長は地方に伝わる本当にいいものにも光を当てたいと考えて、B旧グルメならぬ『A級グルメ』の発掘事業も手掛けています。新潟、群馬、長野の3県で本当にいい地元の食材を発掘し、それらを『雪国A級グルメ』に認定し食べられる店を紹介しています。「A級=永久に残したい」という考えが素敵です。

地方の良いものを体験型のリアルメディアで全国に発信する。今回のカンブリア宮殿を視聴し、岩佐社長の自由人が手掛ける「里山十帖」や「雪国A級グルメ」を応援したいと思いました。特に人気旅館の里山十帖には、機会を見つけて一度泊まりに行ってみます。

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