民主化加速で日本のビジネスも飛躍のチャンス!未来世紀ジパング「始まった進出ラッシュ!最後のフロンティア・ミャンマー」視聴レビュー

2014年5月19日(月)に放送された未来世紀ジパング「始まった進出ラッシュ!最後のフロンティア・ミャンマー」を視聴しました。近年ニュースでも取り上げられる事の多いミャンマーという国について取り上げられた回になります。

未来世紀ジパングによると、ヤンゴン最大のショッピングモール「ジャンクションスクエア」では海外ブランドの日焼け止めや金製品が人気だそうです。また、高級マンションなども今のミャンマーではよく売れているとのこと。番組内では2億7千万円の物件も紹介されていました。

そんなミャンマーに進出する日本企業の先陣を切って乗り込んだのは、ユナイテッド&コレクティブ株式会社が運営する鶏料理専門の居酒屋チェーン「てけてけ」でした。OLやサラリーマンに人気で、都内を中心に30店舗を展開する急成長の居酒屋チェーンです。

鶏肉料理が中心のミャンマーと、鶏料理専門の居酒屋「てけてけ」は相性抜群ということもあり、ヤンゴン1号店オープンに向けたお店の取組が番組内で取り上げられていました。ミャンマーならではの問題、停電に悩まされながらも日本式の習慣や焼き鳥の焼き方など、現地スタッフを一から特訓しています。

戦争中に助けてくれたミャンマーの村人に恩返しするために日本人が作った梅林の梅を使い、日本とミャンマーの“絆”メニューとして梅酒も販売。2014年4月25日に記念すべき「てけてけ」ミャンマー1号店がグランドオープンしました。

未来世紀ジパングによると、てけてけ以外にもフレッシュネスバーガーやJT(マイルドセブン)、三菱商事(エレベーター事業)、大和証券の日本取引所に総務省の郵便事業など、日本企業・官庁が続々とミャンマーに進出しているそうです。

番組の後半では、白昼堂々の密輸シーンが流れていました。タイとミャンマーの国境を隔てる川で、タイ側から小舟を使い、次々と物資がミャンマー側に運ばれています。それほど、ミャンマー国内における物資の需要が高まっているそうです。

そこへ、新たな物流ルートの開拓に乗り出そうという乗り込んだのが日本通運株式会社です。タイのバンコクからミャンマー・ヤンゴンへ、2013年年8月まで外国人の立ち入りが禁止されていた未開拓ルートを含む、車で950キロの距離です。

ヤンゴンから車で1時間、山手線の内側の4割に相当する広大な敷地に、日本とミャンマーが共同で開発を進めるティラワ経済特区があります。日本政府も200億円を投じ、住友商事など日本の商社も協力し、「ティラワ工業団地」を建設中とのこと。

おなじみの沸騰ナビゲーター、後藤康浩さん(日本経済新聞社編集委員)の未来予測は「脱中国×脱中国=新たな成長」でした。“脱中国”はミャンマーが経済制裁を受け事実上鎖国状態だった時、見返りと引き換えに唯一手を差し伸べていた中国依存を低めること。

もう1つの“脱中国”は中国の人件費上昇、経済環境の悪化などにより生産拠点を中国からASEAN各国にシフトしつつある日本の状況。ミャンマーの潜在的な成長能力は非常に大きく、日本の資本や技術との相乗効果で“新たな成長”が期待できるとのコメントでした。

ミャンマーは来年2015年に民主化されて初めての総選挙を控えているそうです。アウンサンスーチーさんが率いる野党の国民民主連盟(NLD)が勝利するのか、それとも軍政権の与党が勝利するのか。ミャンマーの民主化と日本とのビジネスを占う上でも大事な選挙になりそうです。

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