サイクロン式掃除機で有名なジェームズ・ダイソン氏が登場!カンブリア宮殿「世界を席巻!常識破りの家電メーカー・ダイソン」視聴レビュー

吸引力の変わらないただ一つの掃除機、というキャッチコピーで有名なダイソン社。2014年5月15日(木)のカンブリア宮殿「世界を席巻!常識破りの家電メーカー・ダイソン」には、ダイソン社の創業者であるジェームズ・ダイソン氏が登場しました。

激しい価格戦争が繰り広げられる家電製品にあって、値崩れせず8万円でも売れる掃除機、それが1993年に創業したイギリスの家電メーカー・ダイソンのサイクロン式掃除機です。サイクロン式はそれまでの紙パックを使った掃除機よりも吸引力が高く、またデザイン性も優れていたため日本はもちろん世界中で有名です。

カンブリア宮殿ではイギリスのダイソン本社で社員にインタビューしていましたが、みんなダイソン氏のことを「辛抱強い」と評していました。実際、ダイソン氏はサイクロン式掃除機の完成迄に、なんと5,127個もの試作品を作ったそうです。まさに不屈の発明家!

また発明にあたり、「日常の不満こそが発想の源」という言葉もダイソン氏は番組内で残しています。従来の掃除機に対する怒りといら立ちが、サイクロン掃除機の誕生につながったとのこと。そんなダイソンは2014年4月、日本市場に新たに「エアブレード」という新製品も投入しました。手洗いと乾燥、 蛇口が一体となった水道製品です。

ダイソン社ではデザイナーがおらず、“デザインエンジニア”が製品を作っています。機能を追求した結果、優れたデザインにもつながるそうです。ダイソン氏は自ら私財を投じて主催する「ジェームズ・ダイソンアワード」で、世界中のエンジニアの卵から様々な提案を集め、優秀なアイデアには実際に出資など事業化のサポートを行っています。

カンブリア宮殿の最後、「世界を変えたいなら、アドバイスは聞くな」というダイソン氏のコメントが面白かったです。世界で新しいものを生み出すには、過去の経験に基づくアドバイスは聞かない方が良い、という考えはダイソン氏ならではだと思います。こうした面白い考えを持つデザインエンジニアが増えてくれれば、日本の家電業界や製造業ももっと面白く元気になっていくのではにでしょうか。

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