インドやSAARC進出のカギ!未来世紀ジパング「知られざる親日国スリランカ!経済&観光急成長…その裏には世界マーケットが!」視聴レビュー

当サイト管理人自営業者KENも大好きな未来世紀ジパングの人気シリーズ「知られざる親日国」、2014年1月13日(月)放送分はインド南東の島国スリランカを取り上げた回でした。その未来世紀ジパング「知られざる親日国スリランカ!経済&観光急成長…その裏には世界マーケットが!」を視聴しましたのでブログにレビュー記事を残しておきます。

2010年に米紙ニューヨークタイムズにて、ぜひ行きたい観光地の第1位にも選ばれたことのあるスリランカ。2009年に内戦が終結したことで海外からの投資も増え、アメリカやヨーロッパからの海外旅行客も多く訪問するようになった経済発展著しい国です。

日本はODAでスリランカに対して多額のインフラ投資を行ってきたこともあり、スリランカ人から高く評価と信頼される国になっています。勤勉な国民性もあり、日本の企業も進出しているとのこと。

そのスリランカに進出している企業が、「ノリタケ」ブランドで世界的にも有名な日本を代表する陶磁器メーカー、株式会社ノリタケカンパニーリミテド(東証1部上場、証券コード:5331)、そして「午後の紅茶」でお馴染みのキリンホールディングス株式会社(東証1部上場、証券コード:2503)です。

ノリタケもキリンも、豊かな大地でとれる土と茶葉を求めてスリランカに進出しています。またスリランカ人の真面目さと器用さという日本人に似た国民性も日本企業の進出を後押ししています。ちなみにスリランカでは「おしん」の人気も高いそうです。

日本は冒頭に書いたように高速道路の建設など、日本がスリランカに経済的に援助する事が多いのが現状です。しかしそんな日本もスリランカには大きな恩があります。それが、1951年のサンフランシスコ講和会議です。

当時、第二次世界大戦で日本と戦った国からは賠償請求や分割統治の案が出されていましたが、サンフランシスコ講和会議で当時のスリランカ(セイロン)の大蔵大臣だったジャヤワルダナ氏が、「憎しみは憎しみによっては消えない。愛によってのみ消える」と演説。

このジャヤワルダナ氏の演説をきっかけに、日本の分割は免れることができました。またジャヤワルダナ氏は死後、自分の両目の角膜のうち一方をスリランカ人へ、そしてもう一方を日本人へと提供したほどの親日家です。

ジャヤワルダナ氏をはじめ親日家の多いスリランカでは、企業も日本式KAIZENも積極的に導入し利益を上げています。番組で紹介されていたスリランカ人が経営するケーブルメーカーでは、日本人が一人もいないのにも関わらず、日本の工場でよく見かける「5S」(整理・整頓・清掃・清潔・しつけ)と「KAIZEN」の文字が掲げられていました。

またスリランカは隣の国インドに進出する際の絶好の中継地点になることもあり、ノリタケやキリンだけでなく、商社をはじめとした多くの日本企業が進進出しています。番組で紹介されていた広島に本社を置く尾道造船株式会社は、造船ドッグをスリランカのコロンボに建設し、インドからの船舶受注につなげています。

沸騰ナビゲーターの後藤康浩氏(日本経済新聞社編集委員)は「未来予測」で『インド洋経済圏のビジネスセンター』を掲げられていました。スリランカを含む南アジアには8カ国が加盟するSAARCがあり、人口規模は中国を上回る17億人と大変大きなマーケットです。

このSAARCエリアを狙うのに、スリランカはちょうど真ん中にあるため、日本企業にとってはインド洋経済圏を進出するための重要な戦略拠点になりえるとのこと。またスリランカは気候や治安も比較的安定しているため、長期にわたって駐在員を派遣できる環境だそうです。

当ブログ管理人KENも親日国についてはこれまでもテレビや新聞、情報誌などで数多く勉強してきましたが、スリランカはビジネスパートナーとしても今後Win-Winの関係を築ける貴重な親日国だと今回の未来世紀ジパングを見て気づきました。

そんなそのスリランカにいち早く進出しているノリタケ(東証1部上場、証券コード:5331)とキリン(東証1部上場、証券コード:2503)は先見の明もあると思いますので、投資先として検討してみたいと思います。ちなみにノリタケもキリンも、比較的高めの配当があり、株主優待も設定されています。

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