シャドーバンキングの理財商品の怖さを知る、未来世紀ジパング「緊迫中国シリーズ第2弾 潜入!中国のゴーストタウン~史上最大のバブルの行方」視聴レビュー
2013年10月14日(月)に放送された未来世紀ジパング「緊迫中国シリーズ第2弾 潜入!中国のゴーストタウン~史上最大のバブルの行方」を3か月遅れながら視聴しましたので、ブログに視聴レビューを残しておこうと思います。前週に続き中国シリーズの第2弾で、ゴーストタウンとその裏にあるsyどーバンキング問題が取り上げられていました。
未来世紀ジパングによると、中国で今”鬼城”(=日本語でゴーストタウンの意味)という言葉が注目を集めているそうです。その背景にあるのが、中国の新たなリスクとして浮上している”シャドーバンキング”といわれる金融問題です。今回の番組ではゴーストタウンを例に、シャドーバンキングの全貌を解説していました。
内モンゴルにある自治区オルドス市には中国一のゴーストタウンがあると番組で紹介されていました。中国メディアが「中国12大ゴーストタウン」の中で第1位に挙げられた新都市開発です。3万人が住む地域に100万人分の巨大マンション群が出来上がったものの、人が入ることなくゴーストタウン化したとのこと。
オルドス市のように中国全土で繰り広げられた巨大不動産開発の資金は、2013年からキーワードとして取り上げられることも増えて来た、銀行ではない銀行、“シャドーバンキング”です。シャドーバンキングの裏には地方政府がいて、その地方政府のトップが自分の地域のGDPを上げ栄典するために、無茶な不動産開発にお金をまわす投資会社を立ち上げるケースが多いとのこと。
そしてそのシャドーバンキングとセットになるのが、「理財商品」という金融商品です。理財商品は普通の銀行で販売もされている投資信託のようなものですが、年利が大変高く、その内容は不透明で売り方にも問題のある投資商品です。
シャドーバンキングが販売する理財商品を通じて集められた巨額の資金が、中国の不動産バブルの源泉になったと見られています。が、ここ最近、理財商品の焦げ付きが表面化し始めたことで被害者も増えているばかりか、最悪正解経済にとっても大きなネガティブ影響につながるリスクがあるとのこと。
沸騰ナビゲーターの後藤康浩さん(日本経済新聞社 編集委員)の未来予測は、当ブログ管理人KENも完全同意の「弾けないバブルはない!」でした。中国の30年以上続く高成長を支えてきたのが不動産やインフラ投資です。昔の日本のバブルや、アメリカのサブプライムローンの問題で起きたバブルもみな弾けたのと同じで、中国の不相談バブルはいつか弾けるはず。
日本の金融は中国に投資していないので直接的な影響はあまりないと言われているそうですが、中国には多くの日本企業が進出していますし、世界の一大需要マーケットになっている中国経済のバブルがはじけた時の影響は大きいはず。中国バブルがいつか崩壊すると覚悟して、日本人もしっかり資産運用する必要があります。
当ブログ「自営業者KENの資産運用ブログ」も、中国バブルが弾けたときのリスクや影響も考えながら、皆さんに参考にしてもらえる投資や節約の記事を載せて行ければと思います。