アジアの優秀な学生に就職してもらうには待っているだけではダメ!ガイアの夜明け「ようこそ!ニッポン企業へ~アジアからグローバル人材を獲得せよ~」視聴レビュー
2014年9月16日(火)放送のガイアの夜明け「ようこそ!ニッポン企業へ~アジアからグローバル人材を獲得せよ~」を視聴しました。日本企業で働きたいと思うアジアの学生を、人材として獲得する各企業の取り組みを追った非常に興味深い回でした。
インドネシアの首都ジャカルタから車で3時間の場所にある地方都市バンドン、その郊外にあるパジャジャラン国立大学では日本語学科が大人気だそうです。日本語学科には800人もの学生が在籍しているとのこと。
パジャジャラン国立大学には、企業に人材採用のアドバイスを行っている株式会社日経HRの石渡さんが来校し、日本に無料招待し日本企業の本社担当者と面接を行える場を提供すると紹介していました。
石渡さんや日経HRの社員はアジア8か国をまわり、ベトナムやインドネシアなどASEAN地域から日本で働きたい優秀な学生103人を選抜し、日本に無料招待。番組では日本の大手企業22社と面接を行う学生の模様を放映していました。
がんばっていたベトナムのアインさんはコンサルティング会社に不合格、インドネシアのディカスさんはヤマハに合格。企業による内定件数は45件と、前年(2013年)の27件から大幅に増加していました。
番組調査によると、外国人の大学生を採用したいと回答した企業は55%にも上るものの、実際に外国人大学生を満足に採用できているのは約20%と低い数値にとどまっています。世界の日本語学習人数は過去30年で30倍にも増えているのに、日本企業に就職できないというミスマッチが起こっています。
番組後半、世界9か国に42店舗を展開する人気ラーメンチェーンの博多ラーメン・一風堂(運営は株式会社力の源カンパニー)。2020年に海外200店の出店を予定しているものの、現場を担う人材が足りないと創業者の河原成美さんは悩んでいました。
そこで博多一風堂が目をつけたのが、日本で勉強する外国人留学生です。グローバルキャリア採用担当の原智彦さんは留学生を多く抱える日本語学校や大学に出向き、会社の海外戦略を説明して優秀な学生を紹介してもらう仕組みを展開しています。
2014年8月、福岡の日本語学校から紹介され初めて一風堂にやってきたのがネパールから来た留学生です。中でも学校イチオシ、もっとも優秀なルドラさんは一風堂での採用につながりそうです。
日本語を学び、日本企業で働きたいと思うアジア圏の学生はこれからも増えていくはずです。日経HRのように日本企業と海外の学生をマッチングさせるビジネスは未来がありますね。当サイト管理人KENも自営業でビジネスを展開しているので、いずれ、海外からの学生を受け入れてみたいと番組を見て思いました。