がんばれニッポン!未来世紀ジパング「“世界一星がきれいな場所”で日の丸沸騰プロジェクト!」視聴レビュー
遅ればせながら未来世紀ジパング「“世界一星がきれいな場所”で日の丸沸騰プロジェクト!」を視聴しました。”世界で最も星空が美しい”と言われる南米チリ・アンデス山脈の高地で、日本が深く関わる国際プロジェクト「アルマ望遠鏡」が稼働しているとのこと。冒頭から日本人魂を感じさせてくれる内容です。
管理人KENは個人的に天体や宇宙にずっと興味を持ってきたので、巨大望遠鏡の製作に当たったのが加工技術に定評のある日本の中小企業だったという話は胸を熱くさせてくれました。電波望遠鏡を搬送するためだけに作られた「ムカデ」と呼ばれるモンスターマシンに乗って、アンデス山脈の頂きに運ばれる無数のパラボナアンテナ。ロマンですね。
パラボナアンテナ本体の開発・製造を担ったのは、日本を代表する電機メーカーの「三菱電機株式会社」(証券コード:6503)です。巨大なパラボナアンテナを36,000分の1度という超精度で動かすとんでもない技術を開発し、その製作には80社にも及ぶ中小企業も集結したとのこと。日本のベテラン職人が1つ1つ丹念に磨き上げて完成させたアンテナは、表面の凹凸誤差がなんと1000分の4ミリだそうです。
さらに、管理人KENの胸を熱くさせたのが、このアルマ望遠鏡という国際プロジェクトの“生みの親”が、国立天文台の名誉教授で電波望遠鏡の世界的権威の石黒正人さんという日本人だという点。構想から30年、あきらめずに活動し続けたことが、今日の巨大プロジェクトにつながったんですね。素晴らしいです。
今回の未来世紀ジパングを見ると、ナビゲーターの山根一眞さんの“未来予測”「2055年 月で宇宙万博開催!」というのも夢物語では無い気がしました。アルマプロジェクトを2年遅れでスタートしたにもかかわらず電波望遠鏡を一番早く納品したのが日本だという事実、そして職人をはじめとした日本が誇る技術とものづくり精神。宇宙開発でも日本の存在感は今後より一層高まってくるのではと期待します。あまり考えていませんでしたが、三菱電機の株、買っておこうかなw