非資源ビジネスで商社No1の伊藤忠商事に密着、ガイアの夜明け「シリーズ さらば平成!君は”夜明け”を見たか⑤ “16年後”の新入社員」

2019年4月23日(火)放送のガイアの夜明け「シリーズ さらば平成!君は”夜明け”を見たか⑤ “16年後”の新入社員」は、ガイアの夜明け平成最期の放送回でした。総合商社大手の伊藤忠商事株式会社(東証1部上場、証券コード:8001)に16年前に新入社員として入社した3人が、今どんな仕事を行っているかを取り上げた回でした。

最初に登場されたのが、伊藤忠商事水産部の課長代行、鈴木雄策さんです。会社全体の4割を稼ぐ食料部門で大手スーパーなど数十社と取引をしている鈴木さんですが、16年前は入社直後からエビ担当に命じられ、何百匹ものエビをひたすら検品する仕事をされていたそうです。

水産品一筋の商社マン人生を歩み、今では水産物の調達チームのリーダーでもある鈴木さんは、白身魚のフライをファミチキのような看板商品として採用してもらえるよう、ファミマ向けの新商品開発に注力していました。

そして、番組放送から2か月。2019年6月25日にいよいよ白身魚を使った新商品“フィッシュフライ”が、ファミリーマートの店頭に並びました。魚の旨みと甘味が感じられる白身フライ、ファミチキのような人気商品になれるのか注目です。

伊藤忠商事で海外の石油や天然ガスなどを売り買いする資源・エネルギー部門で、サハリンの油田・天然ガスの採掘事業を担当しているのが、鈴木さんと同じく16年前に伊藤忠商事に資源部門初の女性総合職として入社した田中亜希子さんです。

職場結婚をし、産休と育休で3年7か月の期間職場から離れていた田中さんに対して、上司は経理や総務などの職能部門への異動を提案します。ただ田中さん本人はやりがいのある仕事を求め、資源部門で働きづづける選択をされています。

最後3人目が、情報産業ビジネス部でITビジネスを手掛ける宮本剛さんです。宮本さんは上司の反対を押し切り、歯科医院向けの求人サイトを運営するベンチャー企業「ホワイトクロス」に出資します。

歯科医が集まって立ち上げたホワイトクロスでは、歯科衛生士や歯科助手の人材不足に悩む業界を変えるための求人サイトを目指し事業展開を行っています。

朝型勤務や残業禁止、脱スーツなど、他の大手総合商社に比べ、働き方改革で時代の先を行く伊藤忠。バブル崩壊、アジア通貨危機、リーマンショック、そして東日本大震災など、様々な困難が降りかかった平成の時代に、非資源ビジネスにシフトすることで大躍進を遂げた伊藤忠商事が、岡藤正広会長CEOと2018年に社長COOに就任した鈴木善久氏のもと、これからどのように成長していくのかが注目されます。

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