野村不動産のノーガホテル、深川ワイナリーのワインガーデンなど下町の新名所が誕生中⇒ガイアの夜明け「シリーズ 東京新名所ウォーズ 第4弾~上野、深川 下町チャレンジ!」
2018年11月13日(火)放送のガイアの夜明け「シリーズ 東京新名所ウォーズ 第4弾~上野、深川 下町チャレンジ!」はオリンピック開催を2020年に控え、変貌を遂げる上野や深川など東京・下町エリアを取り上げた回でした。野村不動産のノーガホテル、深川ワイナリーのワインガーデンはこれから期待される下町の新業態です。
アメ横や上野動物園、さらには世界遺産・国立西洋美術館などもあり観光資源の宝庫とも言える東京・上野。しかし上野は宿泊して滞在を楽しむ地として認識されていなかったため、高級ホテルはほとんどありません。
そんな高級ホテルの無かった北の玄関口・上野駅でホテル事業に乗り出したのが、「プラウド」シリーズなどの高級マンションを手掛ける不動産大手の野村不動産(東証1部上場、証券コード:3231)です。ホテル事業の新ブランド名は「NOHGA HOTEL」(ノーガホテル)です。
ホテルを手がけるのは今回が初めてとなる野村不動産は上野のディープな魅力を伝えるホテルを目指し、ノーガの装飾品や備品の製作を地元上野の伝統工芸職人に依頼しています。またレストランの食材も地元産のものを多く使っているのが特徴です。
2018年11月1日にオープンした野村不動産初の“地元とつながり地元を盛り上げる”ホテル「ノーガホテル」、上野の地でこれから軌道に乗せることができるかどうか注目です。
東京・深川も上野と同じく東京を代表する下町エリアの1つです。富岡八幡宮をはじめとする江戸情緒が残り、風情溢れる居酒屋が軒を連ねる深川で一際盛り上がっているのが、2016年にオープンした「深川ワイナリー東京」です。
深川ワイナリーはその名の通り、店の隣でワインの醸造を行っているのが特徴です。下町・深川をワインで盛り上げるため、深川ワイナリーの創業者・中本徹さんは地元の老舗スーパー「赤札堂」の屋上にビアガーデンならぬ“ワインガーデン”を2018年7月にオープンします。
ワインガーデンの食事メニューは赤札堂で実際に購入できる食材で作るため、店を訪れた客に赤札堂で買い物をして帰ってもらうというワインガーデンとスーパーの相乗効果を狙った取り組みも実施。
猛暑と台風のため7~8月の集客は苦戦したようですが、9月に入り涼しくなってくると来客数も増え、スーパーとの相乗効果も出て来たとの事です。
野村不動産のノーガホテルに深川ワイナリーのワインガーデンと、上野や深川といった東京・下町エリアの新業態が果たしてこれからどう成長していくか。インバウンド消費にもつながるビジネスのため注目している方も多いと思います。