公立はこだて未来大学の和田雅昭教授が進めるマリンITに期待!ガイアの夜明け「異変!ニッポンの魚 ~進化する漁業の挑戦~」

環境破壊や気候変動、各国の水産資源争奪などで減り続ける日本の漁獲量。2018年8月21日(火)放送のガイアの夜明け「異変!ニッポンの魚 ~進化する漁業の挑戦~」は資源管理の難しい漁業業界において、公立はこだて未来大学の和田雅昭教授の“マリンIT”を駆使しながら持続可能な漁業を目指す取り組みを取り上げた回です。

北海道・函館では名物のスルメイカの漁獲量が最盛期の5分の1と過去最低を更新し、他にも鮭やホッケなど北海道を代表する魚の漁獲量が減少の一途を辿っています。一方で北海道では元々獲れなかったブリの漁獲量が急激に増えるという異変も起きています。

かつて日本一のホッケの産地だった北海道寿都町で今、日本漁業の課題を解決すべく公立はこだて未来大学の和田雅昭教授による「マリンIT」という新たな漁業の形を生み出す試みが進んでいます。

公立はこだて未来大学の和田教授が開発し、全国の漁業者に広まりつつあるのが定置網で水温や潮流などの観測を行い、リアルタイムでiPadやスマホでデータを見ることができるいわば“海のアメダス”とも言える「ユビキタスブイ」です。

定置網に設置した魚群探知機で魚影のデータを採集し、その時の水温や実際に水揚げされた魚種などのデータとともに分析することで獲れる魚種の関連性を導き出し、出漁前に「どんな魚がどれくらいかかっているか」を予測するというマリンITの仕組みは、乱獲も防げ海の資源保護にもつながります。

公立はこだて未来大学の和田教授は、北海道・留萌のミズダコ漁の現状を変える取り組みも進めています。ベテラン漁師のミズタコ漁の様子をドローンカメラと水中カメラで撮影・解析してデータ化すると同時に、GPSで漁船の位置を記録するシステムを構築。

北海道のミズダコ通販

これにより漁の場所、獲れたミズタコの大きさや漁獲量などの関連性を分析。効率の良い漁ができるだけでなく、タコの生息状況も把握できるようになると言います。

漁業にはあまりITのイメージがありませんでしたが、公立はこだて未来大学の和田雅昭教授による「マリンIT」の取り組みは海の資源管理にもつながり、未来のIT漁師育成にもつながる期待の取り組みだと今回のガイアの夜明けを視聴し感じました。

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