星野リゾートや雪国観光圏の観光客獲得施策が面白い!ガイアの夜明け「冬のリゾート 集客作戦!」

2018年1月23日(火)放送のガイアの夜明け「冬のリゾート 集客作戦!」で紹介されたのが、スキーやスノボに頼らない新しいリゾート作りに奮闘する「星野リゾート 奥入瀬渓流ホテル」と、新潟県・湯沢町を中心とした「雪国観光圏」の観光客獲得に向けた新たな取り組みです。

青森県・十和田市の奥入瀬渓流沿いに佇む国内唯一の渓流リゾートホテルが「星野リゾート 奥入瀬渓流ホテル」です。
奥入瀬渓流のある八幡平国立公園の年間客数は200万人にも及びますが、冬場(12~3月)はそのうちの1割ほどしか観光客は来ないエリアです。

星野リゾート奥入瀬渓流ホテルも冬場は利益が出ないため休業にしていましたが、今冬、9年ぶりに冬季営業を再開しました。集客の目玉は奥入瀬渓流沿いに点在する滝が凍った「氷瀑」です。なんとホテル内に日本初の人工氷瀑露天風呂まで作っています。

星野リゾート奥入瀬渓流ホテルが冬に動き出したことで、バスも土日限定で運行を開始し、十和田市は氷瀑ライトアップツアーを実施するなど、青森・十和田市全体で冬の観光強化に乗り出しています。街の活性化にも着実につながっているようですね。
 

新幹線や高速道路の完成により、冬リゾートの聖地として一世を風靡した新潟県・湯沢町。人口8000人の小さな町に苗場、GARA湯沢など12ものスキー場を抱え、13個もの観光協会があります。

湯沢町にはスキー最盛期の1980年代~90年代、多くの若者が訪れ、リゾートマンションも数多く建設されました。しかし現在、スキー観光客数は当時の3分の1にまで落ち込み、リゾートマンションも空室が目立っています。

そんな越後湯沢駅前に事務所を構える「雪国観光圏」では、湯沢町に隣接する7市町村と手を組み、醸造や保存食など雪国ならではの文化を観光商品にしようと動いています。

雪国観光圏の理事長である井口智裕さんはスキーに頼らない冬のツアー企画として、ローカル線を乗り継ぎ雪国の食文化や地元の絶景ポイントを体験できるツアーを打ち出していました。日本の雪国文化を知れるツアーは外国人観光客にも受けると思います。

青森県・十和田市の星野リゾート奥入瀬渓流ホテルも、新潟県・湯沢町の雪国観光圏も、スキーやスノボに頼らない新しい集客の手段を率先して考え取り組んでいます。今回のガイアの夜明けを視聴し、雪国ならではの魅力は貴重な武器になれると再認識しました。

スポンサーリンク
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
スポンサーリンク

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です