サンピットバリュー、フレスタ、新鮮市場きむらが地元で成長中!ガイアの夜明け「激戦!地域スーパーの乱」
全国一律で大量に仕入れて安く販売するという総合スーパーのビジネスモデルが、多様化する消費者ニーズに合わなくなって来ている現在の日本。2017年3月14日(火)放送のガイアの夜明け「激戦!地域スーパーの乱」は、厳しい競争の中でも快進撃を続ける中小の地域スーパー「サンピットバリュー」「フレスタ」「新鮮市場きむら」を取り上げた回でした。
番組冒頭に紹介されていた福岡県うきは市にあるスーパー「サンピットバリュー」も快進撃を続ける地域スーパーの1つです。お店の2階で学習塾を地元の子供たちのために経営することで、“地元のために頑張っているサンピットに買い物に行こう”という気運が人々の間で高まっているそうです。
広島県を拠点に60店舗以上を展開する地域スーパー「フレスタ」は、2014年から”ヘルシスト(最上級の健康)スーパー”というスローガンを打ち出し、”フレスタでは健康的なモノが買える”とお客さんに認知されることで売り上げを高めています。
フレスタでは健康を売りにしたプライベートブランド(PB)商品、「Bimi Smile(ビミスマイル)」も開発・販売しています。”健康的でありながら、お財布にもやさしい”新商品として番組で紹介されていた白ネギとシラスたっぷりのお好み焼き、美味しそうでかつ298円という低価格なのでお客さんに受け入れられると思います。。
さらにフレスタでは、健康スーパーを掲げるなら従業員も健康でなくてはならないと、メタボリック症候群と診断された社員にはダイエットを促すなどの取り組みも行っています。フレスタの社員はスポーツジムも無料で使えるそうです。これは羨ましい。
番組後半に紹介された地域スーパーが香川県高松市の「新鮮市場きむら」です。香川県を中心に20店舗近くを展開する新鮮市場きむらは、鮮魚に特化することでこの10年で売り上げを4倍に増やすなど業績を上げ続けています。
新鮮市場きむらは入り口付近にまるで魚市場のような鮮魚売り場があるのが特徴です。他のスーパーには無い珍しい鮮魚や高級魚を仕入れることで、お客さんのついで買いを誘発し売り上げを伸ばしてきています。今では店で使う魚を求めてプロの料理人も買い物に訪れるほどだそうです。
業績好調の「きむら」は2017年2月23日、スーパーが群雄割拠する高松市内に将来の試金石と位置付けた新店舗をオープンさせました。新店舗の鮮魚売り場の責任者に就任した大畑さんは赤字覚悟のマダイや、タチウオなど目玉となる魚を仕入れ、オープン初日に鮮魚売り場の目標150万円を超える170万円以上の売り上げを達成していました。
学習塾で子供と親の両方から支持されるサンピットバリュー、健康を売りにしたプライベートブランド(PB)“BimiSmile”を開発するフレスタ、そして鮮魚で勝負をかける新鮮市場きむらと、アイデア次第で地域スーパーは大手スーパーに負けない成長を遂げられると今回のガイアの夜明けを視聴し感じました。