近畿大学とUHA味覚糖、愛媛大学とちぐさ電動モノレール、ガイアの夜明け「”大学革命”はじまる!」放送動画の感想
2016年3月15日(火)放送のガイアの夜明け「”大学革命”はじまる!」は近大マグロで有名な近畿大学や、徳島大学に愛媛大学といった大学が企業と連携し、新たな商品を世に生み出して行く取り組みを追った興味深い回でした。
世界初のクロマグロの完全養殖に成功した大阪の近畿大学。13の学部と3万人の大学生を抱える巨大大学ですが、広報部の取り組みもあり、入試志願者数も右肩上がりに増えています。エースコックと共同開発した「近大マグロカップ麵」は個人的にも食べてみたい商品です。
近畿大学はほかにも化粧品会社と組んで開発した「すっぽん美容液」や、栄養素をできるだけ残したお米、人の形をした附箋など、様々な企業と連携して商品を世に送り出しています。
番組ではUHA味覚糖が近畿大学と組み、フルレングスコラーゲンを使った新しい化粧品(リップスクラブ)を開発する模様も紹介されていました。開発だけでなく、マーケティングや販売にも近畿大学の学生が関わっているのが特徴です。
半年かけて開発された近代マグロ抽出のコラーゲンを使った「近大ブランド」とUHA味覚糖の「リップスクラブ」、ドラッグストアでも実際に販売されているようです。コラボブランドの『美はお口から研究所』、第2弾以降の商品も楽しみです。
ガイアの夜明け後半に登場されたのが、研究開発する人材も費用もなく困っている町工場と、地元の大学を結びつける取り組みを行っている徳島大学教授の坂井貴行さんです。地方大学と町工場の産学連携という、地域振興の取り組みでもあります。
坂井教授は愛媛県の工業用モノレールメーカー「ちぐさ」と愛媛大学をマッチングし、観光客向けの乗り物になる電動モノレールの開発に成功。学生も実践的な経験ができますから、こうした産学連携した取り組みは非常に貴重だと今回の番組を見て感じました。