ガイアの夜明け「“道”で稼ぐ!~進化する「道の駅」と「サービスエリア」~」視聴レビュー
2014年8月27日(火)に放送されたガイアの夜明け「“道”で稼ぐ!~進化する「道の駅」と「サービスエリア」~」を視聴しました。全国に1,003か所もある道の駅は、今や3,500億円も稼ぎ出す巨大市場になっているそうです。そういえば管理人KENの友人も道の駅でよく車中泊しています。
国道沿いでドライバーがひと休みできる休憩施設として20年前に整備が始まった道の駅は、今や単なる休憩場所ではなく、地元の野菜や鮮魚を売る直売所や土産物コーナー、レストランなども充実した“目的地としての施設にもなっているとのこと。そんな「道の駅」で、九州地区No1の売り上げと集客を誇るのが「道の駅 むなかた」です。
年間の売上高はなんと約17億円、さらに来場者160万人!テーマパーク並みですね。売上の約4割は地元の漁師が玄界灘で獲った鮮度抜群な魚介類です。今では年2,000万円以上稼ぐようになった漁師もいるそうです。また新鮮な魚介類と野菜を目当てに、観光客だけでなく地元の人たちも押しかけているとのこと。
人口4万2,000人の新潟県見附市にも、2013年8月に新規オープンする道の駅「パティオにいがた」の建設が進んでいました。事業費7億7,000万円、国と県・市が出資してスタートする一大プロジェクトです。地元では町おこしの拠点としての期待も高まっているそうです。
その運営を任されることになったのが、地元で野菜直売所などを成功させている豊栄わくわく広場。野菜直売所を中心に、レストランを併設して集客を目指した道の駅にするそうです。ただ、肝心の地元や差うを集めるのに苦戦していました。
ガイアの夜明け後半では、道の駅「パティオにいがた」のオープンが近づくにつれ、家業を継いだばかりの若い農家や新たな農家の協力によって地元野菜は充実し、希少価値の高い“大口レンコン”を使った道の駅限定のオリジナルスイーツ等などの準備も整っていくシーンが放映されていました。そして、8月のオープン初日は大盛況になっていました。
全国に約380か所ある高速道路のサービスエリアやパーキングエリアも年々進化しています。愛知県にある刈谷パーキングエリアには観覧車やメリーゴーランド、ゴーカート、さらには天然温泉まであり、大人も子供もゆっくり楽しめる施設になっています。
サービスエリアは大型商業施設としても注目を集めており、百貨店や高級スーパー、さらにはアパレルブランドなど名の知れた有名企業も出店しています。今では駅ナカならぬ、”道ナカ”という言葉も生まれているとのこと。
そんなサービスエリアの一つ、新東名のNEOPASA清水に初出店した女性向けの服飾雑貨ブランド「Heartdance」(ハートダンス)。若い女性をターゲットにショッピングビルや地下街などに出店してきたブランドですが、運営会社「玉屋」が”道ナカ”で新たな顧客開拓に乗り出すため実験店舗として展開しています。
「Heartdance」(ハートダンス)が”道で稼ぐ”新戦略としてNEOPASA清水で売り出したのがスマホケースなどの富士山グッズ。海外の観光客などに好評だったようです。ガイアの夜明け最後に江口洋介さんも話されていましたが、地元と強固な協力&信頼関係を築ける道の駅ほど、より成功する確率が高いんでしょうね。