生産者直売のれん会の“特産品ブランド化支援事業”や西武そごうの“エリアモード”に期待、ガイアの夜明け「”ご当地ブランド”売り出します!」感想&評価

少子高齢化と人口減少により、過疎化が進んでいる日本の地方自治体。2015年11月10日(火)放送のガイアの夜明け「”ご当地ブランド”売り出します!」は、そんな地方を盛り上げビジネスにもつなげようと、地方ごとの産業や特産品を活用し、今の時代にあった商品を開発・販売する取り組みを追った回でした。

番組で紹介されていた西武・そごうの地域ブランド「エリアモード」の商品は、西武・そごうの公式通販サイト「e.デパート」でも購入可能です。
西武・そごうのe.デパートで販売中のエリアモード商品はこちら

代表の黒川健太さんが率いる株式会社生産者直売のれん会が手掛けているのが、都心での販売ルートを持たない全国の中小食品メーカーの商品を、JR山手線沿線の駅ナカなどに構えた小さな店舗で販売する「1坪ショップ」です。会員メーカーは全国に約100社、月10万円の会費で地域ブランドの商品を都心で広められると注目を集めている会社です。

生産者直売のれん会は2013年12月5日に放送されたカンブリア宮殿でも紹介されていました。現代ののれん会の仕組みは非常にユニークで、当サイト管理人KENも感銘を受けた記憶があります。そんな生産者直売のれん会に依頼したのが、三笠メロンが特産品の北海道・三笠市です。

番組では”冷やして食べるクリームパン”で有名な八天堂をはじめ、のれん会のメンバーが三笠メロンを使った新商品を生み出す模様を紹介していました。道の駅三笠で売り出された三笠メロンのジブレやチョコレート、アイスなどの新商品は大きな売り上げを記録し、都内の駅ナカで売られた八天堂の三笠メロンクリームパンも大きな人気につながったそうです。

ガイアの夜明け後半に取り上げられていたのが、全国展開する百貨店のそごう・西武が苦しむ地方店を活性化させるため、2015年3月に立ち上げた新たなプライベートブランド(PB)「エリアモード」です。

西武・そごうの「エリアモード」では、地方の各店が地場産業と組み、地域色を打ち出した雑貨や衣類を開発・販売しているのが特徴です。埼玉・所沢産の狭山茶で染めたブラウスや、大阪・高槻の伝統工芸、今城焼きのアクセサリー、徳島の藍染ストールなどが人気を博しているとの事。

エリアモードの成功と成長を受け、そごう・西武は各地域で開発した商品を東京に集め、大規模なフェアを2015年11月に開催しました。越前たんすのキャリーバッグや、徳島の藍染コートなど、地方のユニークな商品が展示されお客さんの目を引いていたようです。

生産者直売のれん会による「特産品ブランド化支援事業」や、西武・そごうが仕掛ける地域限定商品ブランド「エリアモード」など、地方を活性化する動きは今後も高まって行きそうです。個人的にも地方の職人やメイド・イン・ジャパンの商品は応援しているので、今回のガイアの夜明けを視聴し期待感が増しました。

スポンサーリンク
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
スポンサーリンク

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です