ベネフィット・ステーションを運営するベネフィット・ワン白石社長が登場!カンブリア宮殿「ホテルも飲食も格安!進化する「福利厚生サービス」の秘密」感想&評価

実は当サイト管理人KENも自営業時代のはじめに利用していたことがある福利厚生サービスの「ベネフィット・ステーション」。2015年11月12日(木)放送のカンブリア宮殿「ホテルも飲食も格安!進化する「福利厚生サービス」の秘密」は、株式会社ベネフィット・ワン(東証2部上場、証券コード:2412)の白石徳生(しらいし・のりお)社長が登場された回です。

雇用主が従業員に健康の増進や生活の充実を図るための制度が福利厚生です。以前の日本の福利厚生は保養所などを企業単位で運営するのが当たり前でしたが、1998年の金融危機をきっかけに保養所を手放す企業が続出したそうです。

金融危機で大きく飛躍したのが、ベネフィット・ステーションのような福利厚生代行サービスです。ベネフィット・ステーションを運営するベネフィット・ワン社は、創業20年で売上高200億円を超え、代行契約を結ぶ会社が約5,000社に上る福利代行サービスの最大手です。

ホテルや旅館、グルメ、フィットネスジムに映画、英会話等など、90万件ものサービスを格安で利用できる福利厚生サービス「ベネフィット・ステーション」。契約企業から従業員1人あたり月数百円ほどの会費を受け取る課金型システムを採用しており、会員となった従業員に福利厚生サービスを提供しているのが特徴です。今や会員数は700万人以上にものぼります。

ベネフィット・ステーションのサービスが格安になる仕組みは、700万人以上という会員の購買力を生かした“スケールメリット”に加え、客室稼働率が低下する時期に宿泊施設に価格を安くしてもらう“閑散期”の活用の2点が挙げられています。

ここ数年、有名ホテルも福利厚生名目であればブランドイメージを壊さずに値下げしやすいとベネフィット・ステーションを利用するケースが増えているそうです。確かに割引クーポン発行などではイメージも悪くなりそうですが、福利厚生であれば逆にポジティブなイメージを持ってもらえそうです。

ベネフィット・ステーションの福利厚生サービスは、ソフトバンクのスマートフォン加入者向けの追加サービス「とく放題」のように100社以上の課金サービスのオプションメニューとしても個人向けに提供されています。こうした個人会員の数が今急激に伸びており、福利厚生会員を逆転する勢いとの事。

またベネフィット・ワン社では人材活用のために“社内ポイント”制度も導入しており、従業員は貯めたポイントに応じて好きな商品と交換できるそうです。この社内ポイントの仕組みは人手不足に悩む飲食業など約200社が取り入れており、離職率の低下など効果を上げているとのこと。ポイントを貯めるのが好きな日本人気質にもあっているのだと思います。

日本のインターネットビジネスはそのほとんどがアメリカ発のモデルがベースになっていますが、ベネフィット・ワンの仕組みは珍しく日本初のサービスです。現在アメックスの特典でクラブ・オフを利用しているのですが、使えるサービスが多そうなのでベネフィット・ステーションを再利用してみようかと検討中です。

ちなみに、株式会社ベネフィット・ワンは上場しており、配当と株主優待があります。100株以上の株主には「ベネフィット・ステーション スタンダードコースA」が、2,000株以上の株主には「ベネフィット・ステーション ゴールドコースB」が株主優待として提供されます。

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