主婦の派遣やパートが活躍することで、日本の経済もさらに成長する!ガイアの夜明け「今こそ、“主婦力”で売る!」視聴レビュー

2014年10月28日(火)に放送されたガイアの夜明け「今こそ、“主婦力”で売る!」は、派遣やパートで働いてくれる主婦の力を取り上げた興味深い回でした。少子高齢化が進み、労働力が減っていく日本において、主婦力の活用は非常に重要な意味を持つと思います。

番組冒頭、埼玉県・川口市に住む主婦の尾田さんが収納アドバイザーとして住宅メーカーNENGOを訪問し、アドバイスする模様が放映されていました。また主婦の藤原さんも新築マンションの内覧会で床のコーティング会社の説明を代行して行っています。

買い物をする時に夫と妻、どちらに購入の決定権があるかというアンケート調査によると、食品はもちろん、夫の下着やエアコン、家具なども妻側が購入決定権を持っているとのこと。買い物のカギを握るのは女性の心をつかめるかどうか、という事がこの調査からも分かります。

東京・南青山にある女性専門の人材派遣会社、それが「インブルーム株式会社」です。番組冒頭の尾田さんが登録している派遣会社でもあります。かつて広告代理店で働いていたインブルームの野村社長は、企業の営業担当に女性が少ない事に気づき女性専門の人材派遣サービスを思い付かれたそうです。

焼きしそ巻を販売する東北いちばも、インブルームで元々不動産会社で優秀な成績を誇っていた松尾さんという女性の営業スタッフを採用。松尾さんは川崎にあるマルイファミリー溝口店のスーパーに営業し、食品売り場にあったしそ巻きを日本酒の売り場にも置いてもらうことで、売り上げアップをはかっていました。

株式会社ヤオコー(東証1部上場、証券コード:8279)が運営する、埼玉県を中心としたスーパーマーケット「ヤオコー」。スーパー単体では25期連続で増収増益、株価も右肩上がりと好調です。その秘密は、従業員1万人のうち約8割を占めるパート社員のモチベーションの高さだそうです。

ヤオコーのパート社員はほとんどが主婦。番組ではヤオコー浦和大久保店に勤めるパートの平野さんが、鮭の売り上げを増やすため子供に好まれるレシピの開発や、豆乳鍋用のかわいい女子会ポップを制作するなど、正社員顔負けの活躍を見せていました。

またヤオコー北入曽店に勤めるパートの塗さんも正社員の教育を任されたり、ステーキ肉のヤオコー販売チャレンジのソースを開発したりと、こちらも大活躍。正社員を前にした発表会にも選ばれるほどです。

ヤオコーでは創業時からパート社員と正社員をなるべく同じように扱い、仕事の権限を委譲してきたそうです。パートに対しても年2回のボーナスに加え、決算時には業績に応じた特別手当も支給。さらに毎月1回、130以上ある店舗から優秀なパート社員を集めて表彰し、海外への研修旅行などの特典も与えています。またパートが契約社員や正社員にステップアップする制度も導入。まさにパートの主婦の”やる気”が刺激される職場です。

家事や育児などで働ける時間が限られる主婦の方に、いかに楽しくやりがいを持って働いてもらうか。ヤオコーのような取り組みを真剣に行う企業ほど、今後、売り上げを伸ばしていけると感じました。

スポンサーリンク
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
スポンサーリンク

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です