ひびきのトレーサビリティーにサンヨネのオリジナル商品、ガイアの夜明け「”食の安全”を守る!驚きの仕組み」視聴レビュー
2014年10月21日(火)に放送されたガイアの夜明け「”食の安全”を守る!驚きの仕組み」は、2014年7月に中国の食肉会社が使用期限切れの鶏肉を使用していた問題から一気に日本でも広がった、“食の安全”について取り上げた回でした。
番組冒頭で紹介されていた神戸物産運営の「業務スーパー」は、今や客の8割が一般消費者という人気スーパーです。神戸物産独自のチェックなど品質管理を徹底しているにも関わらず、やはり中国産の鶏加工品の売り上げが減少しているとのこと。そこでスーパー内で鶏肉の安全性を強くアピールすることで、客の信頼を勝ち取る取り組みを進めていました。
東京や埼玉に20店舗を展開する「ひびき」は、埼玉県川越市に本社をおく飲食チェーン店です。店の看板メニューは豚肉を串で刺して焼いた「やきとん」。このやきとんに特製の味噌だれをつけて食べるというスタイルが客に受け、毎日店は満席状態という人気チェーンでもあります。
ひびきの大きな”売り”が、自社で開発した「生産者流通履歴システム」(トレーサビリティー)です。豚肉の生産業者情報から、豚肉を加工した場所と日付、さらに串に肉を刺した人まで分かるという、特許までとったトレーサビリティー・システムです。
このひびきのトレーサビリティー情報は、ひびきの公式ホームページで公開され毎日更新されています。店を訪れた客もスマホでQRコードを読み込むことで、誰でも簡単に生産者情報や加工情報を知ることができます。
ひびきの斬新な取り組みを仕掛けたのが社長の日疋好春さんです。食べ物を提供する飲食店で食材の履歴をお客に公表することは当たり前と話されていました。やらなければいけない事ではなく、やるべき事に取り組むその姿勢が素晴らしいと思います。
小規模のチェーン店ながら食の安全・安心に徹底的にこだわるひびきの姿勢が評価され、2014年、全農とともに新たな飲食店を出店するに至ります。新店舗のコンセプトは安価な海外産の食材が国内で広まる中、「安心・安全にこだわりながらも、なかなか日が当たらない地方の食材を提供する店舗」。
番組ではひびきの宮原さんが、岩手県産豚肉「八幡平ポークあい」を新店舗のメイン食材に選び、生産者と客が交流までできるトレーサビリティーの仕組みを構築していました。東京・神田の新店舗「銀河浪漫」は2014年11月7日にオープンするそうなので、当サイト管理人の自営業者KENもぜひ食べに行ってみたいと思います。
愛知県豊橋市を中心に5店舗を展開するスーパー「サンヨネ」は、開店前には行列ができ500台の駐車場もあっという間に満杯となる大人気のスーパーです。客の目当ては安心・安全のサンヨネ独自商品です。
サンヨネは安心・安全で健康なものを消費者に提供するという理念に共感してくれる全国約400もの生産者と契約し、420種類ものサンヨネオリジナル商品を手ごろな価格で販売しています。
番組で紹介されていたかぼちゃコロッケは本当に美味しそうでした。やきとんにコロッケにと、小腹がすく夜遅い時間帯に見るには今回のガイアの夜明けは厳しかったです(笑)。食の安全を真摯に追及する企業を、個人的にももっと応援して行きたいと思います。