高級紙皿“WASARA”と極薄老眼鏡“ペーパーグラス”に驚いた、ガイアの夜明け「常識を覆して売る!老舗の逆襲」視聴レビュー

W杯サッカー日本代表、今朝早起きしてコロンビア戦をテレビで観戦していたのですが残念ながら敗北、奇跡は起こりませんでした・・・。4年後のロシアワールドカップ2018に期待したいと思います。

気分を変えるために観たのが、録画していた2014年6月24日(火)放送のガイアの夜明け「常識を覆して売る!老舗の逆襲」です。日本代表の敗戦で沈んでいた気持ちをプラスにしてくれた、がんばる老舗企業の取り組みが放送された回になります。

番組冒頭で紹介されていたのが、2年前の在日フランス大使館のパーティーで使用されていた「WASARA(ワサラ)」という紙皿。そのパーティーで高級紙皿に一目ぼれしたフレンチレストランの巨匠、アラン・デュカス氏のレストランでは2年後の現在、ギンザ・ボックスという名前でWASARAが使われていました。

WASARAはアイスやドーナツなど、デザートの包装容器を製造する創業100年の老舗企業、伊藤景パック産業株式会社が生み出したデザイン性の高い紙の食器です。安い中国製品の台頭もあり、使い捨てなのに高くても売れるという逆転の発想で新たな市場をつかむことに成功した製品です。

WASARAブランドではコップや皿、お椀など陶器のように見える質感の紙皿が販売されています。伊藤景パック産業では2008年に社内ベンチャー企業としてWASARA株式会社を立ち上げ、販促に注力しています。

人気の弁当「峠の釜めし」も焼き物の風合いを模したWASARAの容器を採用し、昔ながらの陶器の器より100円安く販売しています。紙の容器になったことで、空弁のように新たな場所でも食べられる釜めしの開発にもつながっています。

日本製のメガネの8割以上を生産しているのが福井県の鯖江市です。メガネ製造は戦後の高度成長期に一大産業として発展し、最盛期の1991年にはメガネ関連の会社は約900社にものぼったそうです。しかしバブル崩壊後、安い中国製のメガネとの価格競争の波にさらされ、メガネ会社の数も半分程度まで激減してしまいました。

そんな鯖江市の西村金属が新たに開発した老眼鏡「ペーパーグラス」が、いま異例の大ヒットとなっているそうです。人気の秘密は折りたたむと2ミリになるという薄さです。2013年にグッドデザイン賞にも輝いた老眼鏡です。

ペーパーグラスの価格は1万5000円近くするにも関わらず、ネット注文やメガネショップで注文が殺到しているそうです。横須賀美術館には貸し出し用の老眼鏡としておいてもらい、ショップでも取り扱いしてもらっているとのこと。

ガイアの夜明けで紹介されていた「WASARA」も「ペーパーグラス」も、職人の技術と発想が詰まった素晴らしい商品です。日本国内はもちろん、世界でも十分に通用する逸品だと思うので、これからどんどん海外販売も進めてもらいたいものです。

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