ラッキーピエロの王一郎社長が登場!カンブリア宮殿「大手に勝つ!地域No.1店のつくり方 ~熱狂ファンに愛される異色ハンバーガーチェーン~」視聴レビュー

2014年6月19日(木)放送のカンブリア宮殿「大手に勝つ!地域No.1店のつくり方 ~熱狂ファンに愛される異色ハンバーガーチェーン~」を視聴しました。当サイト管理人の自営業者KENも初めて知った函館にしかないハンバーガーチェーン、ラッキーピエロの王一郎(おう・いちろう)社長が登場した回になります。

低迷が続く日本の外食産業の中で、マクドナルドやロッテリアなど全国ブランドの大手ハンバーガーチェーンを向こうに回し地域ナンバー1の人気を誇っている元気な店、それが北海道・函館市を中心に16店舗を展開する「ラッキーピエロ」です。函館エリア内のシェアは65%とダントツNo1!年間180万人も殺到する超人気ハンバーガー店だそうです。

効率重視の大手ハンバーガーチェーンとは一線を画し、「客の“心の満足”を追求する」のがラッキーピエログループの創業者である王一郎社長のポリシーだそうです。リピーター重視の戦略で函館エリアの根強いファンをつかみ、大手バーガーチェーンを抑え地域一番店になっているとのこと。

ラッキーピエロはメニューの豊富さが半端ではないく、甘辛く味付けした鶏の空揚げが具材の名物メニュー「チャイニーズチキンバーガー」をはじめ、ハンバーガー類だけで15種類以上、さらにハンバーガー店なのにミートソーススパゲティやカレー、かつ丼などもあり、メニュー数は100種類を超えています。

ラッキーピエロのメニューは地元・北海道産の食材にこだわり、原価率は約50%と、ハンバーガーチェーン店の原価率35%と比べてかなり高い数値になっています。売り上げが増えれば増えるほど、原価率をかけられるようになるという王社長の言葉は衝撃的でした。

ラッキーピエロは店ごとにテーマが全く違うものになっているのも特徴です。また常連客を“えこひいき”する仕組みとして、来店回数が増えるごとに還元率が高まるポイント制会員組織「ラッキーピエロ・サーカス団」を展開しています。最高ランクの常連客は「スーパースター団員」と呼ばれ、来店すると大歓待を受けるなど特別なサービスもあります。

スーパースター団員はラッキーピエロの新年会に招待されたり、新商品の試食会に招かれたりと、様々な特典を受けられるようになっています。えこひいきされた客は自然と店に愛着がわき、熱狂的なファンが増えていくという仕組みです。多くの客に商品を買ってもらうのではなく、1人の客に多くの商品を長く買い続けてもらうこと。これはビジネスの永続性にも直結する取り組みだと思います。

番組を見ていて面白いと感じたのが、ラッキーピエロが人気店になったきっかけがオートバイ愛好家が宿泊する宿に置かれた、旅行中の体験を書き込むノートからの評判だったこと。バイカーのノートに「ラッキーピエロうまかった!」と書いてあれば、他のバイク乗りも訪れたくなるのも分かります。

クチコミを重要視するラッキーピエロでは、客にクチコミ宣伝マンになってもらうよう様々な取組を行っています。例えば巨大な器に入ったかつ丼や、そびえたつ函館山バーガーなど、FacebookやTwitter、ブログなどで書きたくなるような面白い商品が多数そろえられています。

グローバルビジネスの対局とも言える、徹底したローカルビジネスの成功例、それが今回のカンブリア宮殿で紹介されたラッキーピエロだと思います。チャイニーズチキンバーガー、函館に行く機会があればぜひ自分も食べてみたいです。・・・こう思わせる所がラッキーピエロの強さなんでしょうね。

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