救助用エアボートと牽引車いすが命を救う!ガイアの夜明け「救える命を救いたい・・・執念の技術者が生んだ画期的な装置」視聴レビュー

2013年10月22日(火)放送のガイアの夜明け「救える命を救いたい… ~執念の技術者が生んだ画期的な装置~」を視聴しましたので、ブログに視聴レビュー記事を掲載したいと思います。人命救助のための画期的な装置をテーマにした回で、救助用エアボート「スクーパー」とけん引式車いす補助装置「ジンリキ」が紹介されていました。

毎年、台風や大雨に見舞われ、水害の被害に会う日本。水の流れが強いとスクリューががれきなどに邪魔され、普通のボートでは救助に行けないそうです。こうした水害から人命を救おうと、宮城県登米市出身の佐々木甲さんという技術者が開発したのが「世界初の救助機能を備えたエアボート」です。

スクーパーという名前の救助用エアボートで、“水面から人をすくい上げる装置”と“転覆しても自動的に復元する装置”という世界初の画期的な装置が付いているのが特徴です。

ガイアの夜明けでは開発から完成までの軌跡が放送され、5年に1度開催される消防・防災関連の展示会「東京国際消防防災展」で注目を集める場面も流れていました。佐々木さんが仲間と共に作り上げた世界初の災害救助用エアボート「スクーパー」、素人意見で恐縮ですはこれは広まると思います。

一方、車いす利用者を津波から救いたいと思い、“けん引式車いす補助装置”を開発したのが中村正善社長引きる株式会社ジンリキです。車いすを押すのではなく、人力車のように「引く」ことができる装着式のアタッチメント「ジンリキ」を2013年3月から販売しています。

自治体では南海トラフ巨大地震に備え、この「ジンリキ」を防災訓練に使用したり、常備したりする動きが出てきているそうです。さらに、車いすを「押す」だけでは行けなかった場所へも「引く」ことで行けるようになると気付いた中村社長は、防災だけでなく観光業界にもジンリキを販売しています。

番組ではジンリキを使って、長野の美ヶ原高原の山登りに挑戦する障碍者団体のシーンも放送されていました。車いすの参加者にとっては初めての景色を堪能できると好評です。現在は自転車で車いすを引くジンリキの開発も進めているそうです。

大災害が発生した時、被害を最小限にできるかどうかは人による救助はもちろん、物による救助支援も重要な役割を担います。ガイアの夜明けで紹介されていたスクーパーやジンリキは、まさに救助支援の大きな力になってくれる物だと思います。こうした技術者の思いが生んだ商品が、より多くの人命を救ってくれることを管理人も期待しています。

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