過疎化が進む町村でもビジネスチャンスあり!ガイアの夜明け「町が…村が…自ら稼ぐ! ~地方再生!驚きの最新手法~」視聴レビュー

2013年9月24日(火)に放送されたガイアの夜明け「町が…村が…自ら稼ぐ! ~地方再生!驚きの最新手法~」を3か月遅れながら視聴しました。料理のつまものに使われる“葉っぱビジネス”で有名な徳島県の上勝町と、山崎製パンのコンビニが出店した和歌山県の北山村が取り上げられていた回です。

おばあちゃん達の”葉っぱビジネス”で有名な徳島県・上勝町。1987年に株式会社いろどりが始めた料理のつまものとして使われる“葉っぱビジネス”は、現在200名以上が参加し、中には年収1,000万円以上を稼ぐおばあちゃんもいるとのこと。

そんなおばあちゃんたちが生き生きと働く上勝町ですが、過疎化が進み住民の半分が65歳以上にもなっています。そこで上勝町では3年前から無料のインターン制度を始め、町に若者を呼び込んでいます。

インターンシップという形で上勝町で事業を学び、町に定住して起業する人も続出しているそうです。ガイアの夜明けでは新しい上勝町のビジネスとして、地元だけで飲まれていた阿波番茶のペットボトルを「いろどり番茶」として販売するビジネスを紹介していました。

上勝町では町が起業の支援を行うことで、いろどり番茶のように移住者によって7つの新ビジネスが生まれているそうです。番組ではほかにも上勝町の大自然で育った野菜の詰め合わせネット販売が紹介されていました。

一方、人口476人と離島を除けば本州で最も人口が少ない和歌山県・北山村では、ランチパックで有名な山崎製パン株式会社と手を組み地域再生ビジネスを手掛けていました。2013年7月には山崎製パンの協力のもとコンビニエンスストア「ヤマザキショップ」をオープンさせ、北山村特産の商品を観光客向けに販売しています。

北山村は材木で組んだ筏を川に流した「筏流し」が観光客に人気で、キャンプ客や釣り客を加えると年間に約5万人の観光客が訪れます。そんな村の悩みが観光客が買い物できる店がないこと。そこでコンビニのオープンとなりましたが、夏の観光シーズンが過ぎると売り上げは激減、存続の危機に直面します。

観光シーズン以外でもコンビニに客を呼び込むため、北山村役場のスタッフが各集落をまわって営業活動を行ったり、北山村の名産品「じゃばら」という柑橘系の果物を使った地域限定のランチパック販売や、特売日の設定、コンビニ商品の宅配サービスなどなど、様々な取り組みがなされていました。

過疎化が進む町や村でも、アイデアや努力で経済を活性化させることは十分に可能だと今回のガイアの夜明けを見て気づかされました。ただし、そのためには地元民の努力と情熱が必要不可欠です。熱意にあふれる人材がいるかどうかが、地方再生ビジネスの最重要ポイントになると思います。

ちなみに、ガイアの夜明けで紹介されていた山崎製パン株式会社は、東証1部の上場企業でもあります(証券コード:2212)。毎年12月末日の所有株式数1,000株以上の株主には、市価3,000円相当の山崎製パン製品がプレゼントされます。ただ、そのためには100万円ほどの投資が必要になるため、簡単に買える株ではありません。

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