住宅地図と言えばゼンリンの理由が分かる⇒カンブリア宮殿「災害・救急・最新技術の裏側で大活躍! “便利さ”で生活を支える 知られざるゼンリンの秘密」

2018年8月9日(木)放送のカンブリア宮殿「災害・救急・最新技術の裏側で大活躍!”便利さ”で生活を支える 知られざるゼンリンの秘密」に登場されたのが、株式会社ゼンリン(東証1部上場、証券コード:9474、株主優待あり)の髙山善司(たかやま・ぜんし)社長です。自動運転に使われる詳細な地図や、ドローンの空の地図といった新たな地図を生み出している会社でもあります。

日本最大の住宅地図メーカー「ゼンリン」の地図は消防や警察はもちろん、最新技術の実験などの舞台裏で活躍しています。日本全国の一軒一軒の住人の名前、建物名などが記載される詳細な住宅地図を作っているのは、国内にゼンリンしかないとのこと。

今回のカンブリア宮殿で初めて知ったのですが、グーグルマップやヤフー地図で使われている地図、そして各種カーナビで使われている地図も、ベースとして使われているのはゼンリンの地図だそうです。

全国の道の駅を制覇した“道の駅マニア”がバイブルにしている本が、地図上に道の駅の特産品や旬の時期、周辺の観光スポットなどを載せた便利な地図「道の駅旅案内全国地図」です。この本を作っているのもゼンリン社です。

“地図で人々の生活を便利にする”ことを追求し続けることで進化してきたゼンリン4代目社長の髙山善司氏も、新たな地図の可能性を模索すべく、「空の地図」など消費者の生活を便利にする可能性のある地図ビジネスに挑戦しています。


 

ゼンリンの歴史と新商品

今や売上高約613億円(2017年度)、従業員数もグループ全体で約3000人という規模にまで成長したゼンリン社ですが、創業は1948年、大迫正富氏が設立した小さな出版社から始まりました。

創業当時に作っていたのは、大分・別府の観光ガイドブックだったそうです。その付録として製作した「別府温泉街を一望できる地図」が一躍人気となり、会社を出版社から地図製作会社に変更。

当時はどこも作っていなかった「住宅地図」を作り始めたことで、自治体や宅配業者から引っ張りだこになるほどの人気商品となります。高度成長による建設ラッシュ時には2代目社長の大迫忍氏が日本では誰もやっていなかったコンピューターを使った住宅地図の電子化に踏み切ります。

この大迫忍社長の英断により、ゼンリン社はカーナビ地図やネット地図という分野で大きな売り上げを獲得しています。4代目社長に就任した髙山氏も今、ドローンが自動走行するための空の地図作りに取り組まれています。

ゼンリン社では住宅地図のデザインを組み込んだ新商品の開発も進めており、その1つとして2018年6月に生み出した小学生向け自由研究用商品「地図作りで発見!まちたんけんキット」が今回の番組で紹介されていました。

ゼンリンが住宅地図のデータベースを蓄積してきたからこそ誕生した商品ですね。子供のいるご家庭はゼンリンのまちたんけんキットをチェックしてみてください。

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