TABLE FOR TWO(TFT)小暮代表の活動が素晴らしい!カンブリア宮殿「1食20円の寄付が途上国の給食に!肥満と飢餓の解消へ!日本発の社会事業」
世界人口約70億人のうち、発展途上国では約10億人が食糧不足で飢餓に苦しむ一方、先進国を中心に約20億人が過食による肥満や生活習慣病を抱えているそうです。2017年2月2日(木)放送のカンブリア宮殿「1食20円の寄付が途上国の給食に!肥満と飢餓の解消へ!日本発の社会事業」に登場されたのが子ども達の飢餓に立ち向かうソーシャルビジネス、NPO法人TABLE FOR TWO Internationalの小暮真久(こぐれ・まさひさ)代表です。
全国に400店舗以上を展開する無印良品は、バターチキンカレーや炊き込みご飯など本格レトルト食品が人気です。無印良品ではヘルシー惣菜を揃えたレストランも展開しており、「TABLE FOR TWO(TFT:テーブルフォーツー)」のシステムを取り入れています。
1日1,300人が利用する伊藤忠商事の社員食堂も「TABLE FOR TWO」を採用しており、栄養バランスの良い低カロリーのヘルシーTFTメニューを用意している企業です。伊藤忠以外にもポーラやいすゞ自動車など大手企業がTFTを社食に導入しており、ヘルシー社食の総選挙が実施されるなど盛り上がりを見せています。
当ブログ管理人KENが調べてみたところ、ネットショップでもTABLE FOR TWOに商品の売り上げを寄付しているところが多数ありました。下記、そのうちの2つほどご紹介させて頂きます。トートバッグや腕時計でもTFT寄付につながるんですね。
番組ではTABLE FOR TWOが支援しているアフリカ・ケニアの小学校が紹介されていました。その小学校では給食が始まったことで4割だった出席率が倍の8割にまで伸びたそうです。寄付が給食になり、給食が教育につながる素晴らしい流れだと思います。
NPO法人のため最初はなかなか賛同者を集めるのに苦労されたそうですが、2008年にメタボ検診が義務化されたことで企業がヘルシーな社食を導入し、TFTのシステムを採用する企業が増えるきっかけになったそうです。また学生が自主的に動き、現在は120以上の学食でTFTの仕組みが採用されているとのこと。
さらに、全国チェーンのスーパー西友ではお弁当を買うと「カロリーオフセットプログラム」に寄付金が使われるなど、テーブルフォーツーからは新規プロジェクトがどんどん生まれています。
貧困層の栄養が偏った食事や肥満が社会問題化しているアメリカでもTFTの給食支援が行われており、寄付金を使うことでジャンクフードの給食から、栄養価が高く新鮮な野菜を盛り込んだ給食へと変える活動を行っているそうです。NPO本場のアメリカで成功すれば、世界各国でTFTは飛躍できるはずです。
2007年に始まったTFTの仕組みを導入する団体は年々増え続け、現在では650もの団体にまで増えています。彼らからの寄付金は年間約1億6千万円にまで伸びてきているそうですが、番組最後に村上龍氏が話されていた通り、ぜひ100億円規模を目指して欲しいと思います。