佛子園のシェア金沢や西圓寺の取り組みから学べる点がたくさんありました、カンブリア宮殿「ごちゃ混ぜの街作りで地域活性!金沢発!大注目コミュニティの全貌」
2016年7月21日(木)放送のカンブリア宮殿「ごちゃ混ぜの街作りで地域活性!金沢発!大注目コミュニティの全貌」に登場されたのが、シェア金沢や西圓寺といった障がい者や高齢者、子供たちの共生福祉施設を運営する佛子園(ぶっしえん)理事長の雄谷良成(おおや・りょうせい)さんです。
北陸新幹線の開通もあり多くの観光客で賑わう石川県金沢市の閑静な住宅街に、「シェア金沢」という新しく作られた小さな町があります。東京ドームよりやや小さい敷地にも関わらず、全国から年間600以上の視察団が訪れるほど関心を呼んでいる町でもあります。
シェア金沢の特徴や高齢者や学生、障がい者など約70人が一緒に暮らす「多世代共生タウン」という点です。敷地内にはクリーニング店やレストラン、売店、天然温泉、さらにデイサービス施設もあり、また高齢者や障がい者のための就労施設まで完備されています。
シェア金沢の住民の半数以上を占める高齢者は毎日の安否確認などの見守りサービスが付いた格安の高齢者向け住宅に住め、学生はボランティア活動に取り組むことで家賃4万円という格安住居に暮らせて、障がい者も温泉やレストランで健常者と一緒に働ける。支え合い交流しあえるエリアなんですね。
様々な人たちがごちゃ混ぜに触れ合えるシェア金沢を作ったのが、今回のカンブリア宮殿に登場された「佛子園(ぶっしえん)」理事長の雄谷良成(おおや・りょうせい)さんです。
佛子園の雄谷さんはシェア金沢以外にも、廃寺となっていたスペースを再建して住民が集う憩いの福祉施設「西圓寺(さいえんじ)」を石川県小松市で運営しています。この西圓寺は天然温泉やカフェ、酒場、そして高齢者や障がい者向けのデイサービスがある、シェア金沢と同じ“ごちゃ混ぜ”の空間になっています。
雄谷さんが提案する佛子園流の障がい者や高齢者が一緒に支え合う街作りは、全国に広がり始めているとのこと。東日本大震災で被災した宮城県岩沼市もその一つで、野菜の出張販売など障がい者向けの雇用が生み出され、さらに被災した土地に羊を飼うことで地域の人々が交流する場をつくり出しています。
佛子園は2016年10月に、福祉施設「B’s 行善寺」のオープンも予定しています。当ブログ管理人KENは北陸新幹線にまだ乗ったことが無いので、金沢に訪問する機会があれば、ぜひB’s 行善寺にも訪れてみたいと思います。