明太子ランキングも掲載中!カンブリア宮殿「“信頼”が商売を広げる!博多名物を生んだ「ふくや」感動経営術」放送動画の感想

福岡県福岡市博多区に本社を置く辛子明太子の大手メーカー、株式会社ふくや。1948年に創業したふくやは、2016年5月現在で従業員数は600人を超え、2015年度の売上高は全国の明太子メーカートップの149億円に上ります。

ちなみに明太子メーカー売上ランキングの第2位は山口油屋福太郎の123億円、第3位はやまやコミュニケーションズの108億円です。ネット通販大手の楽天市場のランキングを見ても、ふくやの明太子はカテゴリー上位に多数ランクインしています。

楽天市場の明太子ランキングはこちら

2016年5月26日(木)放送のカンブリア宮殿「“信頼”が商売を広げる!博多名物を生んだ「ふくや」感動経営術」には、ふくや4代目社長の川原正孝(かわはら・まさたか)氏が登場され、明太子の歴史や人気、そしてふくやのこだわりについて熱く語られていました。

博多のご当地グルメの代表にまで育った明太子ですが、この明太子を生み出したのもふくやを創業された川原俊夫氏になります。川原氏は幼い頃に韓国で食べたスケトウダラの卵のキムチ漬をヒントに試行錯誤を繰り返し、10年近い歳月をかけて現在の明太子の原型となる「味の明太子」を生み出されました。

素晴らしいのは明太子の作り方を特許を取って独占せず、ライバル店にも惜しみなく公開されたその懐の深さです。明太子を生み出し広めた「ふくや」は、今も博多っ子から絶大な信頼を得ており、150社とも言われる明太子メーカーの中で売上高トップを長年にわたって維持しています。

ふくや4代目社長の川原正孝氏が目指す企業像は、単純に売り上げを伸ばしていく企業ではなく、「地域への恩返しができる企業」だそうです。2015年は7億円の利益のうち、なんと20%にもなる1億5,000万円を地域支援の費用としてふくやは使っています。

さらにふくやでは、地元のスポーツ少年団でコーチを務めたり、PTA活動に協力する社員に対して地域ボランティア手当を支払うなど、社員が地域貢献しやすい環境を用意しています。このふくやの地域貢献の取り組みは本当に素晴らしいと思います。

地域と共に成長することを目指すふくやでは現在、地元福岡だけではなく九州全体を地元と考え、ふくやのバイヤーが集めてきた九州各地の隠れた食材を揃えた業務用スーパー「たべごろ百旬館」を運営しています。客の大半はプロの料理人たちのため、彼らが九州の食材を使うことで地元住民や観光客に「九州の新たな食の魅力」を広めて行く狙いだそうです。

元祖や本家といった形容詞はつけず、一番おいしい明太子を作ることに全力を傾け、利益を出して地域社会に貢献する。。今回カンブリア宮殿を視聴し、明太子の味だけではなく、ふくやの素晴らしい取り組みを知ることができました。地元のスーパーやネット通販でふくやの明太子をさっそく買ってみようと思います。ふくやが上場していないのが残念です。

スポンサーリンク
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
スポンサーリンク

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です