矢場とんの鈴木女将から感じる家族的経営の大切さ、カンブリア宮殿「「みそかつ」を名古屋名物に!人情女将の細腕繁盛記!」放送動画の感想

コインランドリーやシャワー室、ルーフガーデン、そして地元名古屋の絶品を集めたフードコートを持つ岡崎サービスエリア。その岡崎サービスエリア・フードコートでとくに人気なのが、みそかつで有名な矢場とんです。

創業1947年、国内20店舗と海外3店舗を展開し、年商は右肩上がりで現在約37億円を誇る株式会社矢場とん。街の大衆食堂だった矢場とんを、全国的な一流のとんかつ店へと変貌させたのが、創業家2代目に嫁いできた現在の女将、鈴木純子(すずき・じゅんこ)さんです。

2016年5月12日(木)放送のカンブリア宮殿「「みそかつ」を名古屋名物に!人情女将の細腕繁盛記!」にはそんな矢場とんの鈴木女将が登場し、母親的な視点で店舗経営や従業員育成、そして社会貢献することの大切さを語られました。

番組によると鈴木女将は店の暖簾を真っ赤にイメージチェンジし、食器をプラスチックから陶器の皿に変え、看板メニューを単価の安い串カツから味噌とんかつに変更し、お肉やパン粉などの食材もより良いものを採用、さらにはPOSシステムや税理士も変えるなど、様々な改革を実行されたそうです。

20年間に渡る矢場とん鈴木女将の大改革により、それまで男性客が大半だった大衆食堂は、女性客も入りやすい「みそかつ店」に転換し、お客さんの舌と心をつかむことに成功されたとのこと。

矢場とんの鈴木女将は社員たちと我が子の様に向き合っており、まるで従業員の母親のような存在にまでなられています。その結果、入社3年以内の離職率が50%を超える外食業界において、矢場とんの離職率は9%と圧倒的に低い数値です。

さらに矢場とんでは、カンボジアの田舎に暮らす子供たちの為に小学校を4校も開校しています。このカンボジアの学校建設の資金は、店で出る無料のまかない飯に対して、従業員が自身で決めた金額を毎食募金として支払うシステムから捻出しているそうです。

矢場とんの味噌カツは当ブログ管理人KENもこれまでに何度が食べた事がありますが、今回のカンブリア宮殿を見てその美味しさの本質が分かったような気がします。上場していないので投資はできませんが、1利用者としてこれからも矢場とんを訪れたいと思います。

スポンサーリンク
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
スポンサーリンク

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です