福岡のハローデイ加治敬通社長が明かす、カンブリア宮殿「ユニーク店舗に客が殺到!デフレに勝つ“楽しいスーパー”」視聴レビュー

福岡と山口で40店舗を展開し、スーパー業界が売り上げ減少に苦しむ中20年近く増収増益を続けてきた株式会社ハローデイの加治敬通(かじ・のりゆき)社長が、2013年12月19日(木)放送のカンブリア宮殿「ユニーク店舗に客が殺到!デフレに勝つ“楽しいスーパー”」に登場されました。3か月遅れながら番組を視聴したので、視聴レビューを当ブログに記しておきます。

番組冒頭でいきなり度肝を抜かれたのが、ハローディのユニークな装飾です。ハローデイは自分たちの店をスーパーとは呼ばず、「アミューズメントフードホール」と自称するほど、楽しい見せ方に徹底してこだわっているそうです。

ハローディは店内の装飾だけでなく、野菜や果物を巨大ティーカップに入れるなど、お客に目で楽しんでもらえるよう商品の見せ方にも工夫を凝らしています。また果物コーナーの横に高級ジュースを陳列するなどし、売り上げアップにもつなげています。

売れるかどうか分からなくても客がリクエストした商品は必ず仕入れることで、カレーやしょうゆ、かつおぶしなど大量の種類を販売しています。これにより普通のスーパーにはない品ぞろえが差別化につながっています。

さらに、生鮮食品売り場のスタッフを増やし調理・加工にも注力することで、普通のスーパーに比べて1坪あたりの売り上げ金額は2倍にもなっています。番組でもサワラをあぶりや湯かけなど調理・加工することで、12種類の売り方につなげていると紹介されていました。

そんな絶好調スーパーのハローデイですが、加治社長が25年前に入社したころはダメスーパーの典型例だったそうです。借金60億円で倒産寸前、社内の雰囲気も最悪。加治社長は現場に出て各店舗を厳しく指導して回り、なんとか黒字化に成功します。しかし、社員の心は離れ次々と辞めていったそうです。

そんな加治社長でしたが、先輩経営者との勉強会で厳しくダメ出しされたことで、自分を支えてくれる仲間と一緒に“楽しく商売したい”と心を入れ替え、「売り上げではなく日本一働く多くなる会社をつくる」と決め様々な取り組みを始めました。

例えば、お客様からのお褒めの言葉を店舗バックヤードに貼り出したり、新しい陳列方法や惣菜メニューなどのコンテスト「ハロリンピック」を始めたり、ハローデイは各店舗で働くパートの女性従業員たちが楽しく働ける取り組みが番組で紹介されていました。

当ブログ管理人の自営業者KENが興味を惹かれたのが、ハローデイが高齢者の客を上手く取り込んでいる点です。例えば、店内でゆっくりくつろげるようイートインのコーナーを設けたり、お年寄りでも簡単に作れる手作りメニューをキッチンコーナーで配布するなど、高齢者がリピート訪問してくれる取り組みを実施しています。

ハローデイの増収増益に寄与している「お客を楽しませるために、まず従業員が楽しむ」という姿勢は、1自営業者としても大変参考になります。従業員の楽しさは自分も心がけるようにしていますが、まだまだだということを痛感させられました。企画やアイデアをもっと取り入れたビジネスを進めて行きたいと思います。

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