株式会社フォーシーズの淺野秀則会長が語るピザーラの真髄、カンブリア宮殿「日本生まれ“宅配ピザ”王者の真髄 手間を惜しまず旨さを追求せよ!」視聴レビュー

2013年11月14日(木)放送のカンブリア宮殿「日本生まれ“宅配ピザ”王者の真髄 手間を惜しまず旨さを追求せよ!」を視聴しました。日本の宅配ピザチェーン売り上げ第1位、ピザーラを運営する株式会社フォーシーズの淺野秀則(あさの・ひでのり)会長が登場した回です。株式会社フォーシーズはピザーラだけでなく、三ツ星レストランや串カツ店など、42の飲食ブランドを展開しています。

全国に550店舗を展開するピザーラ。マヨネーズ味のテリヤキチキンピザを日本で初めて販売したのがピザーラです。ほかにもネギやカレーなど、日本人の味覚に合ったピザを200種類も開発しています。

カンブリア宮殿によると、宅配ピザー業界No1の理由は徹底した「味の追求」だそうです。トマトやブラウンマッシュルームをはじめ国産の野菜やキノコなど、良い素材を惜しみなく使っています。

また「6分」という時間で全てのピザやサイドメニューがオープンでおいしく焼けるよう工夫されています。東京・軽井沢の人気パン屋の浅野屋がピザ生地を作り、1950年創業の老舗山屋食品がソースを作る。名店に支えられているからこその味なんですね。

2012年度のピザ業界の売上高ランキングは、第3位がドミノ・ピザで215億円、第2位がピザハットで243億円、そしてピザーラが413億円と2位以下を大きく引き離し盤石の第1位の座についています。これだけの規模にも関わらず上場していないのは珍しいですね。

ピザーラ創業者の浅野秀則氏は製紙メーカーの3代目として裕福な家庭に生まれましたが、高校生の時に父親が倒れてから生活が一変。自ら喫茶店、ラーメン店、レンタルビデオ店、ウーロン茶の輸入業などをはじめるが全てうまくいかなかったとの事。

その時転機になったのが人気映画の「E.T.」。映画に出てきたピザのシーンを見て、日本では根付いていなかった宅配ピザの開業を決心したそうです。そしてスタッフがまかないピザでマヨネーズをかけて食べている事をヒントに、日本人の味覚に合うピザの開発に注力して行ったとのこと。そしていち早くCMを打ち、宅配ピザといえば「ピザーラ」という印象を植え付ける事で宅配ピザ業界第1位にのしあがる事に成功しました。

東京・恵比寿ガーデンプレイスにある中世ヨーロッパの古城を思わせる建物の中に、ミシュランで3つ星に輝いたフレンチレストラン「ジュエル・ロブション」があります。客の平均単価はなんと4万5千円!この高級店もピザーラを展開するフォーシーズが経営しています。この他にも、大きな窯で炊いたご飯が名物の「大かまど飯 寅福」や、ハワイスタイルのハンバーガーチェーン「クア・アイナ」、カジュアルイタリアンの店「トゥ・ザ・ハーブズ」など、42もの業態を運営し収益の基盤安定化を図っています。

ピザーラ店舗の4割には、ほかの業態の店舗も同居しているとのこと。番組ではパエリアのお店が紹介されていましたが、ピザと同じ設備、同じ時間で料理を作ることが可能となっています。

またフォーシーズではフランチャイズオーナーを支援するため、居酒屋の「串カツ でんがな」も展開。雨の日はピザーラの注文が伸び、晴れの日はでんがなの客が増えるという、雨でも晴れでも稼げる仕組みを作っているのが特徴です。

淺野会長の言葉、「僕は11回目で成功できた。やってみなきゃ分からない」に勇気づけられるビジネスマンは多いと思います。四方に種を植えるという意味を持つ「フォーシーズ」、淺野会長があきらめずに種をまき続けた結果が今の業界No1の座なのだと思います。自営業者として非常に勇気づけられた回でした。

スポンサーリンク
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
スポンサーリンク

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です