メガネフレーム国内最大手のシャルマン堀川馨会長が登場!カンブリア宮殿「下請け部品メーカーから日本No1に大躍進!アウトサイダー経営の極意」視聴レビュー

メガネフレーム国際最大手の株式会社シャルマン代表取締役会長、堀川馨(ほりかわ・かおる)氏が登場した2013年11月7日(木)放送のカンブリア宮殿「下請け部品メーカーから日本NO.1に大躍進!アウトサイダー経営の極意」を遅ればせながら視聴しました。福井県鯖江市の部品工場が、日本No.1メガネフレーム企業に成長するまでのストーリーと背景が語られた回になります。

国内のメガネの9割を製造する福井県鯖江市では、安い中国製の攻勢で苦戦を強いられ多くのメガネメーカーが廃業に追い込まれています。そんなメガネ業界にあって、1本4円以上という高級眼鏡フレーム「ラインアート」をメガネフレーム国内最大手に君臨しているのが、今回番組に登場したシャルマン社です。

堀川会長はかつて下請けの部品メーカーに過ぎなかった小さな町工場を、業界の常識を破り続けるアウトサイダー経営で飛躍させ、世界で戦えるトップメーカーに変えて見せた人物です。

メガネで使う部品を1つ1つ自社で作れるように取り組んでいき自前の完成品メガネフレームの発売につなげたり、社内の反対を押し切って自腹でドイツから塗装技術を買ってカラーフレームメガネを販売し大ヒットさせたりと、番組で語られる歴史だけ見てもまさに破天荒な経営者でした。

JiNSやZoffなどで売られている中国産メガネが価格を一気に下げてくるなか、高くても買ってくれる圧倒的な付加価値のあるメガネフレームを開発・販売することで成長してきたのがシャルマンの特徴です。ラインアートの誕生につながった形状記憶の性質を持ったチタン「エクセレンスチタン」と、ピンポイントで溶接できる「レーザー溶接」の2つの技術がまさにその付加価値の好例です。

シャルマンには『7人の侍』と呼ばれる新たなヒット商品を生むための特別チームがあります。社内きってのクリエーターを集めた部署で、自由な発想で新しいモノ作りを任され、実際、ヒットを連発しているそうです。番組ではレゴブロックのように自分で組み立てる面白いメガネ「ブロックメガネ」が紹介されていました。

またシャルマンでは2012年から医療機器にビジネスを広げ始めています。シャルマンがフル活用するのが、日本のメガネ産地・鯖江が蓄積してきた世界トップレベルのチタン加工技術。医療機器分野では鯖江のメーカーを巻き込みながら、グローバル化に向けた取り組みを強化しています。

番組最後の編集後記で村上龍氏が書いていましたが、「どうすれば儲かるか、そんなことを考える企業は成功できない。簡単ではないことに、心躍らせながら挑戦する、それが最良かつ唯一の戦略。」という言葉は自営業者である管理人KENに響きました。儲けよりも心躍らせながら苦労する道をこれからも突き進もうと思います。

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