お好み焼きは“エコノミヤキ”!?カンブリア宮殿「たかがソース、されどソース・・・ ソースに命をかけて60年 広島発「食卓の脇役」が天下統一へ!」視聴レビュー

2013年9月12日(木)のカンブリア宮殿「たかがソース、されどソース・・・ ソースに命をかけて60年 広島発「食卓の脇役」が天下統一へ!」という熱いタイトルの回を3か月遅れですが視聴しました。オタフクソース株式会社の佐々木茂喜(ささき・しげき)社長が登場した回になります。

広島名物のお好み焼きミュージアム「ウッドエッグ」の風景という、食欲そそる場面から始まったカンブリア宮殿。広島県のお好み焼き屋は1,800店舗と、コンビニ以上になっているとのこと。そしてそのほとんどのお好み焼き店で使われているのが、オタフクソースです。

そんな広島風のお好み焼きとともに知名度を上げ、ソースの売上げでシェア日本一を誇るオタフクソースの佐々木茂喜社長がカンブリア宮殿のゲストでした。

ちなみに広島風のお好み焼きは、麦粉を水などで溶き熱した鉄板に薄く円形にのばし、大量のキャベツやもやし・天かす・肉を重ねるように載せてひっくり返し、蒸し焼きにし、さらに焼きそばの麺・卵などを加えて作ります。同じ“お好み焼き”という名前ですが、関西の粉もんのお好み焼きとは全く違う食べ物です。

新橋駅周り含め、関東でそんな“広島風”お好み焼き店が増えているそうです。佐々木社長によると、オタフクソースに加えてお好み焼きセットを売り出したことも、最後発ながらオタフクソースがシェアを広げられた要因とのこと。

また、オタフクはソース会社には珍しく企業からのオーダーメイド品を受けているそうです。オーダーメードは採算性は低いそうなのですが、ソース職人の育成や、顧客からのソースに対する情報や意見など、ソースの匠の技術と情報を社内に蓄積するのに役立っているとのこと。

オタフクの社内にある「お好み焼課」の存在や、お好み焼きの良さを知ってもらうため小学校や幼稚園を訪問してお好み焼きを無料で焼きに行くサービス、さらに「キッチンスタジオ」を全国に作って一般向けのお好み焼き講座も開催するなど、地道に広島風お好み焼きを広めてきた成果が今のシェアNo1につながっているのだと思います。

佐々木社長が言われていた「お好み焼きは海外から“エコノミヤキ”と呼ばれることもある」という言葉通り、日本のお好み焼きやソースは海外ビジネスにもなると思います。オタフクソース株式会社は残念ながら上場していないので投資候補としてリストアップできないのですが、その分、ソース関連企業や粉もの企業に注目してみたいと思います。

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