イスラエルの水ビジネスが凄い!!未来世紀ジパング「水はカネなり!異常気象で水不足が世界を襲う」

2018年の夏は世界的な酷暑の影響もあり、干ばつや山火事が多発し水不足に陥っている国が多い年でした。2018年9月5日(水)放送の未来世紀ジパング「水はカネなり!異常気象で水不足が世界を襲う」は世界的な水不足の現状、そしてイスラエルの水不足対策ビジネスが取り上げられた回でした。

2018年9月4日(火)放送のガイアの夜明けも「始まる!水”革命”」と水を特集した回でしたので、2018年9月のテレビ東京は「水」特集の1か月でした。20世紀は石油を巡って戦争が起こりましたが、21世紀は水を巡った争いが多発するリスクがあります。

高気温と低降水量で山火事が多発したアメリカ西海岸カリフォルニアでは、水道電力局がウィーターポリスとして水の過剰利用に対してペナルティを課したり、ラスベガスではホテルが水利用の監視を始めるなど、アメリカ人のライフスタイルにも大きな影響を及ぼしています。

世界各国から大勢の観光客が訪れる観光地“死海”を持つイスラエル。イスラエルの水道水の55%は、なんと海水を人が飲めるようにする淡水化工場や淡水化オフロード車の技術によって生み出された水とのこと。イスラエルの淡水化システムは今や世界40か国に輸出されているそうです。

さらにイスラエルでは海水からではなく、空気から水を作る最新技術をウォータジェン社が開発に成功し世界展開するなど、巨大な水ビジネスを生み出しています。水を格安で大量に使えるようになったことで、イスラエルでは砂漠でトマトを栽培するなど、農作物の輸出国へと変貌を遂げています。

飲めるほどキレイな水が使えるようになったことで、イスラエルでは錦鯉の養殖ビジネスが成長し、ヨーロッパで人気を博するなど新しいビジネスも生まれています。日本に比べて安いイスラエル産の錦鯉は4割ほど値段が安いそうです。

水の惑星といわれる地球ですが、ほとんどが海水のため飲み水などとして人間がすぐに使える水は全体の0.01%程度しかありません。中東イスラエルのように、国家プロジェクトとして日本も本格的に水ビジネスに乗り出すべき時に来ていると今回の未来世紀ジパングを見て感じました。

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