温泉観光やロヒンギャ問題、そして白骨街道に眠る日本人兵の遺骨など学べる事が多かった未来世紀ジパング「どこまで近づく!?日本とミャンマー」
2018年8月15日は終戦から73年目の夏です。2018年8月15日(水)放送の未来世紀ジパング「どこまで近づく!?日本とミャンマー」は温泉大国として日本人観光客にアピールできるミャンマーの魅力や、少数民族のロヒンギャ問題、そして白骨街道に眠る日本人兵の遺骨回収に取り組む井本勝幸さんの活動を取り上げた回でした。
ゴールデンロック、カックー遺跡、バガン遺跡、インレー湖など世界遺産候補を多数抱えるミャンマー。2018年10月から日本人は観光ビザなしでミャンマーに旅行に行く事ができるようになります。
仏塔の絶景ポイントも多いミャンマーを温泉大国として日本人観光客にアピールしようと取り組んでいるのがH.I.S.(東証1部上場、証券コード:9603、株主優待券あり)です。万田発酵株式会社もミャンマーで農業支援を行うなど日本企業の進出も増えています。
現在ミャンマーで問題となっているのが少数民族のロヒンギャです。ミャンマー軍がロヒンギャの村を攻撃したことをきっかけに70万人ものロヒンギャ難民が隣国バングラデシュへ避難しています。欧米企業の中にはロヒンギャ問題を抱えるミャンマーにあえて進出しない決断をしている所もあるそうです。
東南アジアのミャンマーで戦死し、今も祖国に戻れない旧日本兵の遺骨をミャンマーの少数民族カレンニー族の協力のもと調査している日本人が“ビルマのゼロファイター”と呼ばれる元僧侶の井本勝幸さんです。
ミャンマーには無謀と言われたインパール作戦で犠牲になった日本人兵4万5千人もの遺骨が、日本人兵が隣国タイへ逃れる時に通った白骨街道と呼ばれるラインに眠っているとのこと。ミャンマーの白骨街道は映画「ビルマの竪琴」でも取り上げられています。
ミャンマーといえばノーベル平和賞を受賞された国家顧問のアウンサン・スーチーさんくらいしか知らなかったので、今回の未来世紀ジパングは温泉資源やロヒンギャ問題、そして白骨街道など学ぶことの多い放送回でした。