東南アジアに進出中のアース製薬やルーチに期待!未来世紀ジパング「世界の害虫危機襲来!虫を防ぐ最前線」
2018年3月19日(月)放送の未来世紀ジパング「世界の害虫危機襲来!虫を防ぐ最前線」は6兆円市場とも言われる世界の害虫対策市場を追った回でした。インドネシアのハエ対策に乗り出しているルーチや、ベトナムで害虫対策を手掛けるアース製薬、ラオスで進むマラリア撲滅プロジェクト等が紹介されました。
人口2億6000万人、東南アジア最大の経済大国インドネシアは虫、とくにハエに悩まされている国の1つです。とくに衛生管理が必要なレストランにおいてハエ対策は必須課題です。
ホテルやビルなどで使われる間接照明メーカーの「ルーチ」は、紫外線を発して虫を捕獲する防虫照明「虫とら」を販売し、インドネシアにも輸出している日本企業です。効果も認められ、中国やタイなどでも虫とらの販売を行っているとのこと。
殺虫剤など衛生薬品の製造・販売をおこなうアース製薬株式会社(東証1部上場、証券コード:4985、株主優待あり)や、害虫駆除専門店のアイディーサービスも海外の害虫対策市場に乗り出している日本企業です。
アース製薬は日本企業の進出が続いているベトナムにおいて、日本でもロングセラーを続けるお馴染みの虫取り商品「ゴキブリホイホイ」の販促を図っています。
またアイディーサービス社はスズメバチや毒蛇コブラなど害虫害獣の駆除作業をベトナムで手掛けています。日系企業のベトナム工場などでは安心・信頼の日本企業に害虫駆除を依頼するでしょうから、アイディーサービス社も今後ビジネスを伸ばせると思います。
番組終盤に紹介されたのが、世界最悪の感染症マラリアを撲滅すべく東南アジアのラオスで研究を続ける国立国際医療研究センター研究所の石上森敏さんです。
世界で2億人が感染し、日本に上陸する恐れもあるマラリア。マラリアを媒介する蚊の撲滅など、日本の国家プロジェクトとしてマラリア撲滅に乗り出すべきと感じました。
害虫・害獣対策は日本のお家芸でもあります。アース製薬のような害虫対策商品メーカーに加え、医療機器メーカーや製薬会社が連携して活動することで、日本国内はもちろん世界の害虫駆除にもつながるはずです。