サラダチキンや南部どりで快進撃を続けるアマタケ⇒カンブリア宮殿「サラダチキンから銘柄どりまでヒット連発!ひと手間経営で躍進する鶏カンパニーの秘密」
2018年3月15日(木)放送のカンブリア宮殿「サラダチキンから銘柄どりまでヒット連発!ひと手間経営で躍進する鶏カンパニーの秘密」で紹介されたのが、コンビニやスーパーの人気商品「サラダチキン」を日本で初めて売り出し、大ヒット商品へと育てた鶏肉の総合メーカー株式会社アマタケの甘竹秀企(あまたけ・ひでき)社長です。
岩手県大船渡市に本社を置くアマタケ社は「ひと手間カンパニー」を社是に掲げ、鶏肉の生産から育成、加工、そして販売まで、全行程をカバーする業界でも珍しい会社です。「南部どり」など地域の名を冠した”銘柄どり”を日本で初めて商品化したメーカーでもあります。
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若い女性やダイエット中のサラリーマン等から圧倒的な人気を博しているのが、鶏の胸肉を加工した商品「サラダチキン」です。人気の秘訣は1パック食べてもおにぎりの半分の100キロカロリー、なのに高タンパクとそのヘルシーさにあります。
サラダチキンを生み出したアマタケ社ではひと手間をかける経営戦略により、「より美味しく」「より安全に」「より健康に」を実現しながら新商品開発を進めているそうです。
家畜用飼料の販売会社として1952年にアマタケ社を創業した甘竹久は、事業を養鶏業などにも拡大させ鶏肉の総合メーカーへと変貌させた人物でもあります。
現社長の甘竹秀企氏の父である3代目社長の時代には、お客さんにより自然の風味を味わってもらうため抗生物質を使わない飼育を実現するなど、アマタケ社は各世代で新しいことに挑戦してきました。
2011年3月11日の東日本大震災により岩手・大船渡に津波が直撃し、アマタケ本社や3つの工場も水没する大きな被害を受けてしまいます。売り上げも激減し、会社は倒産寸前にまで追い込まれたそうです。
そんな苦境の中、創業者が同じ岩手県大船渡市出身というモスバーガーが南部どりバーガーを販売し大ヒットとなったことで反転攻勢を開始。サラダチキンも皮を取って製造することでカロリー40%カットが実現でき、震災前よりも多くの売り上げ獲得に成功されています。
東日本大震災をきっかけに他のメーカーが取り組んでいない「ひと手間を必ず加える」という戦略をとることで、アマタケでは様々な商品をヒット商品へと成長させ、従業員のモチベーションアップにもつなげています。
サラダチキンはほとんど食べたことが無いのですが、今回のカンブリア宮殿を視聴し、一度アマタケのサラダチキンをスーパーで購入してみようと思いました。