カタールやドイツ、イギリスなどで新たな壁が誕生!?未来世紀ジパング「池上彰の世界激変 第4弾 世界を分断する”新たな壁”」

2017年10月23日(月)放送の未来世紀ジパング「池上彰の世界激変 第4弾 世界を分断する”新たな壁”」は前回に続き、人気ジャーナリストの池上彰氏が新たな壁について解説する「世界激変シリーズ」の第4弾でした。

イスラエルとパレスチナの分離壁、アメリカとメキシコの国境壁など、世界には残念ながら様々な壁が新たに誕生しています。

国民の95%がイスラム教徒の中東の小国・カタールも、イランと仲良くなったことで2017年6月にサウジアラビアなど周辺国から国交断絶という大きな壁を作られてしまった国になります。

国交回復の条件として周辺国から”中東のCNN”とも言われるニュース専門局・アルジャジーラの閉鎖も突き付けられているカタール。今後のカタールの動きに注目です。

ベルリンの壁崩壊から28年、ヨーロッパのドイツ・ミュンヘンでも”新たな壁”が生まれています。それが難民収容施設と住民を隔てる防音壁です。極右政党も台頭するドイツにおいて、今後もドイツ国民と難民の間に壁が増えてしまう可能性があります。

EU離脱をめぐって揺れるイギリスも、ドイツと同じく大きな壁問題を抱えています。それがイギリス政府が北アイルランド・ベルファストに作った、反イギリス住民と親イギリス住民を分ける「平和の壁」です。

このベルファストの住民を分断する平和の壁ですが、なんと市内に100ヵ所以上も建てられているそうです。3,500人もの死者を出した北アイルランド紛争の名残が、BREXIT(ブレグジット)によって新たな緊張状態を生み出してしまっているのは残念です。

暗い壁の話が中心でしたが、番組最後には半世紀にわたる内戦で20万人以上が死亡したコロンビアにおいて、中南米最大の左翼ゲリラ「コロンビア革命軍(FARC)」が2017年6月に武装解除を宣言したニュースを紹介しました。

革命軍のロンドニョ最高司令官による「武器よさらば、争いよさらば、平和よこんにちは」という言葉は素敵ですね。コロンビアのように壁が壊れるニュースが増えてくれることを願わずにはいられない今回の未来世紀ジパング放送回でした。

スポンサーリンク
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
スポンサーリンク

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です