国民投票の結果はEU離脱派が勝利!未来世紀ジパング「池上彰の緊急解説スペシャル!イギリス激変!EU離脱騒動の裏側…日本と中国との関係」放送動画の感想

英国の欧州連合(EU)離脱の是非を問う国民投票が2016年6月23日現地時間に実施され、結果は僅差でEU離脱派が勝利しました。2016年6月20日(月)に放送された未来世紀ジパング「池上彰の緊急解説スペシャル!イギリス激変!EU離脱騒動の裏側…日本と中国との関係」は、このイギリスEU離脱騒動に迫った1時間半のスペシャル回でした。

ジェームズ・ボンド、007、そしてMI6。映画も大人気で当ブログ管理人KENも大好きなボンドの国、それがヨーロッパの盟主イギリスです。EU離脱の是非を問う国民投票がなぜ起こったのか、EUの細かすぎる規制や東欧からの増え続ける移民問題など、今回の未来世紀ジパングを視聴して理解を深めることができました。

2015年10月、中国の習近平国家主席が訪英し、キャメロン英首相とパブでフィッシュ&チップスをつまみ、バッキンガム宮殿に宿泊し、イギリスと中国は黄金時代を迎えたと高らかに宣言しました。イギリスがEUを離脱しても、中国が経済面で支えてくれるという期待が英国内にあるのかもしれません。

ただ、イギリスと中国の関係はあまり良くはなさそうです。エリザベス女王が「中国は無礼だった」と発言したり、チャーチル元首相もメンバーだった名門ゴルフクラブが中国に買収され外交問題になったり、中国の安い鉄輸出によって製鉄所の城下町で大規模なリストラが起こったりと、英国内では反中感情が高まっています。

一方、日本とイギリスの関係は良好のようです。世界遺産の“鋼の恐竜”フォースブリッジを建造したのが、スコットランド銀行が発行している20ポンド紙幣に印刷されている渡邊嘉一(わたなべ・かいち)技師です。また皇室の方々から著名人まで、多くの日本人がイギリスに留学し学んできています。

また明治時代にイギリスから教えてもらった日本の鉄道技術は150年の時を超え、今では日本からイギリスへと輸出されるまでになりました。番組では日立製作所(東証1部上場、証券コード:6501)が鉄道発祥の街ダーリントン近郊に巨大な工場を建設し、高速鉄道「あすま」の売り込みに成功したニュースを取り上げていました。

日本からイギリスには約1,000社が進出していますが、国民投票でEU離脱派が勝利したことで日本企業もこれから苦戦することが予想されます。6月24日の株式市場でも、日立の株価は前日比10%以上という大幅な値下がりを記録し、年初来安値を更新していました。

英国の国民投票でEU離脱派が勝利した影響は今後世界各国の経済にも影響してくると思われます。円高・株安という日本経済にとって逆風が強まりそうですが、こんな時だからこそ応援したい企業に投資し、株主として支えるべきタイミングなのだと思います。安値で買って長期保有できるチャンスとも言えますね。

スポンサーリンク
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
スポンサーリンク

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です