マチュピチュやナスカの地上絵が有名なペルー、未来世紀ジパング「池上彰が徹底解説!「天空の遺跡との絆、日系人沸騰のペルー」」放送動画の感想

世界遺産のマチュピチュ遺跡やナスカの地上絵を擁し、日本人の最初の移民が渡った国でもあるペルー。2016年5月9日(月)に放送された未来世紀ジパング「池上彰が徹底解説!「天空の遺跡との絆、日系人沸騰のペルー」」は、日本との関わりも深いペルーとの絆にフォーカスした回でした。

ペルーを代表する観光地が、15世紀にインカ帝国によって建てられたとされる世界遺産マチュピチュ遺跡です。「一生に一度は行きたい世界遺産」の1位にもランキングされており、年間2万人以上が訪れる観光地です。

そんな世界的にも人気の世界遺産マチュピチュのあるマチュピチュ村が、2015年10月に福島県大玉村と友好都市を結びました。番組で初めて知ったのですが、マチュピチュ村の初代村長は、福島県大玉村出身の野内与吉さんという日本人の方だったそうです。

海外日系人協会によると、海外に暮らす日系人の人数はブラジルが最も多く160万人、アメリカが次いで130万人、そしてペルーが第3位の10万人となっています。日系人が多いペルーだからこそ、フジモリ元大統領のように日系人の大統領が生まれたんですね。

そんなフジモリ大統領を世界的に有名にしたのが、1996年に起こった”ペルー大使公邸人質事件”の解決だと言われます。127日間に渡って人質となっていた日本人に対し、テロリストたちが行為を抱く「リマ症候群」が生まれた事件としても有名です。

現在、ペルーは大統領選の真っ最中です。決戦投票は2016年6月5日。有力候補と言われているのがフジモリ元大統領の長女であり、日系人のケイコ・フジモリ氏です。もし彼女が大統領に選ばれれば、親子2代でペルーの大統領を務める事になります。

ペルーに住む日系人もケイコ・フジモリ氏の躍進を歓迎しているのかと思っていましたが、父親であるフジモリ氏の汚職事件や独裁政治といった負の側面が反ケイコ派の増加にもつながっているようです。

未来世紀ジパングの公式サイトで掲載されているWEB限定の動画特別編も視聴してみましたが、ケイコ氏を支持するグループと反ケイコ陣営は非常に僅差のようです。2016年6月、果たしてペルーの新大統領は誰になるのか、アメリカ大統領選と同じく興味関心を集めるテーマです。

スポンサーリンク
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
スポンサーリンク

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です