これからの注目国家No1!?未来世紀ジパング「21世紀の大国イラン開国でチャンス到来!~日本との知られざる絆~」感想&評価

貴重なうるう年の2016年2月29日(月)に放送された未来世紀ジパング「21世紀の大国イラン開国でチャンス到来!~日本との知られざる絆~」を視聴したので、感想をブログ記事に記しておきます。2016年1月16日に核開発疑惑による経済制裁が解除されたばかりの中東イランを取り上げた回でした。

経済制裁解除によって世界遺産のゴレスターン宮殿をはじめ、イランにはさっそく多数の日本人観光客が訪れているようです。観光客だけでなく、ビジネスの可能性を秘めたイランには世界各国からビジネスマンが進出しています。

イランの首都テヘラン、3,000店が軒を連ねる庶民の台所バザールは経済制裁の影響を感じさせないほど豊富な品揃えを誇っています。経済制裁が解除されたことで、今後日本製品を始め世界各国から商品やサービスがイラン市場に流れ込んでくることでしょう。

番組では7年間日本で暮らした経験のある、親日家のアハバンさん一家を取材していました。日本の温泉が大好きだったアハバンさん、なんとテヘラン市内に「イラン版のスーパー銭湯」を作り、日本文化の普及にも貢献してくれています。

スーパー銭湯以外にも、黒装束に身を包んだ忍者(忍術)が精神と肉体を鍛えられるとイラン人、とくに護身術を学びたい女性人気が高いとの事。2016年に映画化される小説「海賊とよばれた男」のモデルとなった出光興産の日章丸もイランとの絆につながりましたから、日本とイランの関係は個人的に思っていた以上に強いのかもしれません。

イランの石油埋蔵量は世界4位、天然ガスは世界1位の資源大国です。イラン南部にはかつて日本が権益を持ち開発を行っていた世界最大規模のアザデガン油田がありますが、経済制裁によって撤退していた時に中国にその権益を奪われてしまいました。

しかし経済制裁が解除されたことで、南アザデガン油田をはじめとしたイランの油田には世界各国から熱い視線が注がれているとのこと。とくに最大規模の南アザデガン油田はまだどこの国も進出していないので、日本が再度イラン油田に関われるチャンスがあります。

2015年5月には経済制裁解除を見越し、イランの役人たちが日本の最先端技術を視察しにやって来ていたそうです。番組は視察団を取材していましたが、テヘランの渋滞解消に向けて都市交通システムや新幹線を視察したり、広島の原爆ドームで核兵器の悲劇を学んだりと、日本の技術と歴史を学ぶ模様が伝わりました。

イスラム教の国イランは今もアメリカやサウジアラビアとの対立感情が根強く残っているようですが、日本は油田開発だけでなく、観光資源開発のサポートや日本製品の輸出など、イランと良好な関係を築ける土壌はあると思います。

未来世紀ジパングの公式サイトで掲載されているWEB限定の動画特別編では、欧州風カフェやロックバンドなど欧米の自由な文化が徐々にではあるものの広まりつつある現状を取り上げています。ご興味ある方は未来世紀ジパングのオンライン限定動画を視聴してみてください。

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