洗車の王国やバイクのホンダなど日本企業も進出!未来世紀ジパング「インド交通戦争 そこに勝機が!」視聴レビュー

交通ルールを守らず運転免許を買う人も多いため、年間の交通事故死亡者数が世界ランキングでワースト1位の不名誉な国、インド。なんと1年間で14万人もの人が交通事故で亡くなっているそうです。日本の交通事故死者数は平成25年度が4,373人でしたので、インドの14万人というのがいかに大きな数字かが分かります。

2015年10月5日(月)放送の未来世紀ジパング「インド交通戦争 そこに勝機が!」は、そんなインドの交通事情を取り上げた回でした。インドの富裕層を狙った洗車ビジネスや、ホンダ(東証1部上場、証券コード:7267)のバイク拡販施策が紹介されていましたので、当ブログにレビュー記事を記しておきます。

番組では神聖な牛が道路をふさぐと渋滞が悪化し、割り込みでサイドミラーも壊れる車が多く、免許試験場の周辺では本物の運転免許を販売する便利屋が横行し、警察も投げ出すほどの酷い状況が流れていました。

インドで交通事故の死亡者数が多い理由は、自己中心的なドライバーが多いのと、交通ルールを守らないのでは無くそもそもルールを知らないという現実もあるようです。信号が少ないのも問題ですね。

交通ルールが守られず事故も多いインドですが、経済成長に伴い富裕層が飛躍的に増えているため、BMWやベンツ、トヨタの高級車などの人気も高まっています。そんな高級車を持つ富裕層をターゲットに、日本の洗車ベンチャー「洗車の王国」がインドに進出しています。

舗装されていない道路によって巻き上がる砂埃のせいで、インドの車は傷がつきやすいとの事。そこで洗車の王国の相原社長は、特許出願中の傷がついても剥がせる新しいコーティング剤「スプレーラッピング」をインドに持ち込み、勝負をかけています。このスプレーラッピング、日本でも求める消費者が多いと思います。

番組後半、インドで攻勢をかけるホンダの取り組みが紹介されていました。ホンダはインド国内に2000以上の販売店を展開し、かつて合弁会社を展開していたバイク販売シェア第1位のHEROを追い上げています。

ホンダではバイクの初心者や、これから免許を取る人向けにバイク教習所の運営もインドで行っています。ホンダのバイク自体の安全性と、安全運転の基礎を教えることで、ブランド力と販売シェアを高めて行けるはずです。

経済成長が続くインドでは、高速鉄道や地下鉄、道路整備なども予定されているようですので、高い技術力を持った日本企業が進出し大きな成果をあげられる未来が期待されます。

ちなみに、今回のインドを取り上げた回は、未来世紀ジパングの公式サイトでWEB限定動画が掲載されています。町中で行われるホンダの新型バイク即売会の模様や、デリーの市立小学校でのバイク教習などの取り組みシーンが視聴できます。

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