銀行や自動車、電車、そして居酒屋と日本式ビジネスも続々進出!未来世紀ジパング「もはや無視できない!アジア驚異の成長国!!ミャンマーSP」視聴レビュー

世界ナゼそこに?日本人「ミャンマーの秘境&アブダビの砂漠で頑張る日本人女性SP」が放送されたため前週お休みだった未来世紀ジパング、2015年6月22日(月)放送回はミャンマーつながり「もはや無視できない!アジア驚異の成長国!!ミャンマーSP」でした。「最後のフロンティア」と呼ばれるミャンマーが取り上げられた90分のスペシャル回です。

番組冒頭、ミャンマー・カヤー州の首長族の秘境を訪れる観光客がアクセサリーなどのお土産を首長族から購入する模様や、ミャンマー最大の都市ヤンゴンでテレビやスマホ、冷蔵庫などを購入した一般家庭の模様が流れていました。

ヤンゴン市民の貴重な足となっている路面電車の車両は、日本の朝ドラ「あまちゃん」で人気となった三陸鉄道から輸入されたものです。日本人の駐在員も増えており、ミャンマーにはサラリーマンの聖地“新橋”の居酒屋や、日本人OLの女子会などもあるそうです。

ミャンマーを訪れる外国人は第1位がお隣のタイですが、第2位は日本、第3位は中国となっています。中国よりも日本人が多くミャンマーを訪れているのは以外な事実でした。

2015年4月には三井住友銀行や東京三菱UFJ銀行がミャンマーに初進出。50年前からミャンマーに進出している三井物産は財界に強いパイプを持ち、富裕層に対してトヨタ車の販売に注力しています。

双日は冷凍食品の販路開拓に向けミャンマー食品見本市に出展、物流網開拓のため自家発電機付きの倉庫を新設しています。居酒屋に銀行、食品など、日本企業も続々とミャンマーに進出しているようです。

番組ではミャンマーと日本のつながりとして現在のビジネスだけではなく、第二次世界大戦についても取り上げられていました。荘厳な仏教寺院が立ち並ぶ古都・バガンは、第二次世界大戦で「最悪の作戦」と呼ばれ、5万人近くの日本人が命を落としたインパール作戦がとられた土地です。

戦後、当時命を救われた坂口さんという日本人が募金を集め、バガンに30メートルの巨大な涅槃像を建設されたそうです。あれから70年以上が経過した現在、バガン近郊にあるイラワジ川の上流には、中国が進める巨大プロジェクト「ミッソンダム」の現場があります。ミャンマー国民の反対で現在ストップしていますが、今後が注目されるプロジェクトです。

未来世紀ジパングではノーベル平和賞を受賞し、長く軍事政権下で軟禁されてきたミャンマー民主化運動の中心人物アウン・サン・スー・チー氏の自宅で単独インタビューにも成功していました。

オックスフォード大学の同級生でスーチー氏の親友、日本人女性の宮下夏生さんはミャンマーの民政化後、スーチー氏の依頼を受けてミャンマーの子ども達の為に「移動図書館」の活動をサポートしているそうです。若者の成長につながる素晴らしい取り組みだと思います。

2015年秋にはミャンマーで初の総選挙が実施されます。スー・チー氏はミャンマーの最大野党、国民民主連盟(NLD)の党首として選挙の準備を進めています。総選挙はミャンマーがさらなる民主化につながるかどうかの大きな転機になりそうです。少数民族問題やイスラム教徒の難民「ロヒンギャ」など問題も多いミャンマー、今後どうなるか個人的にも注目しています。

ヤンゴン証券取引所も日本のバックアップで2015年10月中に開設予定です。日本からミャンマーの上場企業に投資できるようになるのもそう遠い日ではなさそうです。投資先候補として検討してみたいと思います。とくにミャンマー最大の小売りグループ、シティーマート社は投資先として良さそうです。

P.S.
未来世紀ジパングの公式サイトではWEB限定「ジパング・お蔵入り映像」も掲載されています。ミャンマーに進出する様々な日本企業が紹介されている映像ですので、一見の価値ありです。

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