外国人技能実習制度で強制労働&人権侵害の被害にあう外国人を助ける必要あり!>ガイアの夜明け「ニッポン転換のとき 第四弾 追跡!”絶望職場”の担い手たち」

不法滞在している外国人技能実習生の摘発というショッキングなシーンから始まった2017年8月1日(火)放送のガイアの夜明け「ニッポン転換のとき 第四弾 追跡!”絶望職場”の担い手たち」。違法な長時間労働や賃金の不払いといった外国人が直面する過酷な労働現場を取り上げた回です。

外国人と日本国内の労働現場を結びつける制度のひとつが「外国人技能実習制度」です。制度の趣旨とは違い、人手不足に悩む日本の中小企業や農業、漁業といった一次産業に労働力を提供するシステムになってしまっています。

外国人実習生の待遇改善や保護活動に取り組んでいるのが、岐阜一般労働組合の甄凱(けん・かい)さんです。外国人実習生のための労働組合を結成し、岐阜県内で働く中国人の女性実習生5人を助けるために奮闘する模様が番組で紹介されていました。

2年半にわたって日本の劣悪な縫製工場で働いてきた中国人の女性実習生5人は、1日平均15時間&土日も休みなく働かされ、未払い賃金は620万円にもなります。計画倒産としか思えない酷い会社で強制労働されていた彼女たちが幸せな人生をつかみ取れるよう祈っています。

外国人技能実習生をベトナムで継続雇用する玉田工業

ガソリンスタンドの石油地下タンク製造・販売で国内シェア7割とトップを占める石川県金沢市の玉田工業株式会社。国内の自社工場で3年間経験を積んだ実習生を、ベトナムに設けた自社工場で採用することで、育てた人材に玉田工業でずっと働いてもらえるよう取り組んでいます。

番組では妻子をベトナムに残して一度も帰国することなく3年間働き、高い溶接技術を身につけたベトナム人実習生のティンさんが紹介されていました。

ベトナムの平均月給よりも1万円高い月4万円のお給料に、工場近くの無料アパート完備と、年10%の給料アップという好待遇で玉田工業はティンさんに引き続きベトナムで働いてもらうことに成功しています。

労働人口が減少する日本において、日本企業で働いてくれる貴重な外国人が、幸せな人生を送れることが何より重要です。玉田工業のような会社が増えてくれることを1経営者として願っています。

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