努力する小売業を応援したい!ガイアの夜明け「”値上げの夏”低価格をどう実現するか?」視聴レビュー

2013年も11月に入り、ソニーのtorneに7月から撮り貯めていたガイアの夜明けを連日見ています。2013年7月2日に放送された第572回ガイアの夜明けのタイトルは、「”値上げの夏”低価格をどう実現するか?」でした。2020年の東京オリンピック決定やアベノミクス効果で消費の一部に明るい兆しが見えるというニュースもありますが、肝心の賃金アップはまだまだこれからという状況です。

そんな中、円安の影響もあって原材料費が高騰しています。マヨネーズに食パン、食用油など、生活に欠かせない商品の値上げがこの夏から続々と始まっているとのこと。確かに、私が普段よく利用しているスーパーでも、牛乳やパン、調味料など良く買う商品が値上がりしていました。

安倍総理が10月1日に消費税8%への増税を予定通り2014年4月1日から実施すると表明しました。ガイアの夜明けでも取り上げられていた「スーパーマーケット」や「100円ショップ」などは、これまで通りの価格を守るため、これまで以上に”いいものを安く売る”取り組みを強化する必要があるでしょう。

そんなスーマーマーケットの中でも、ガイアの夜明けで取り上げられていた「業務スーパー」の取組は大変面白いと感じました。生産・製造・販売までをすべて自社でまかなう”製販一体”という仕組みを採用している点です。経営不振の工場を買収し、自社工場として再生するなど、中間業者を排して低価格を実現する活動は1消費者としてもありがたく思います。近所に業務スーパーが無いのが残念・・・。

業務スーパーを展開する株式会社神戸物産(3038)は、東証一部上場企業でもあります。ガイアの夜明け放映直後の7月頭に大きく株価が上がっていますが、その後下がってきて、2013年10月に入ってからは2400円弱の株価が続いています。購入に20万円以上かかる点と、株主優待が無い点から、KENは神戸物産の株は買っていません。

ガイアの夜明けで取り上げられていたもう1つの業態が、100円均一ショップです。業界3位の「キャンドゥ」は2013年の今年で創業20周年。他社との差別化を図るため、店舗もオシャレな雑貨屋風に変え、商品もこれまでより一層品質を高めていく戦略を今後は取っていくとのことです。知らなかったのですが、キャンドゥでは毎月約500もの新商品を誕生させているんですね。

企画担当バイヤーの廣田さんが生み出した「巾着防水バッグ」は、個人的にもスポーツジムへのお共にぜひ欲しいと思いました。100均に行くときは封筒やペン、ごみ袋などの決まった商品しか買っていませんでしたが、番組を見て新商品にもちょっと注目してみようと思いました。

ちなみに株式会社キャンドゥも東証一部に上場しています。証券コードは「2698」。キャンドゥは毎年11月末日と5月末日の年2回、株主優待として優待券をプレゼントしている「優待株」としても有名です。私は先ほど書いたようにあまり100均を使わないのでキャンド株は持っていませんが、友人(とくに主婦)はキャンドゥ株を持っている人が多いです。

ガイアの夜明けを見て、業務スーパーもキャンドゥも、そしてその他の小売業も、来たる消費税増税と続く円安に立ち向かうため、様々な試行錯誤を行っている事が分かりました。1消費者として、自社努力で価格を押さえながら良い商品を販売しようと努力するお店を応援して行きたいと思います。

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