ガイアの夜明け「銀座を変える!”新参者” シリーズ 東京新名所ウオーズ 第5弾」
2019年5月14日(火)放送のガイアの夜明け「銀座を変える!”新参者” シリーズ 東京新名所ウオーズ 第5弾」はインバウンドの観光客などで連日賑わう銀座が取り上げられた回です。無印良品が銀座旗艦店で始めた野菜販売や日替わり弁当などの食の取り組みと、阪急メンズ東京による百貨店らしくないリニューアルが紹介されました。
銀座のど真ん中に2019年4月オープンしたのが無印良品(運営は良品計画、東証1部上場、証券コード:7453)の世界旗艦店です。無印良品が扱う7,000品目すべてが揃い、店の上の6~10階には無印の商品を使った日本初となるMUJIホテルも開業しました。
無印良品・銀座店が注力しているのは、ずばり「食」カテゴリーです。旬の有機野菜や果物、そして銀座のランチ難民をターゲットにした無印初のお弁当も販売しています。ファッションなどの服飾品のイメージが強い銀座なので、無印の食の取り組みは上手くいくと個人的に思います。
阪急メンズ東京の男たちに向けた冒険基地リニューアル
働き方改革やIT企業の台頭等もあり、スーツ姿が消えつつある銀座に危機感を持っているのが、2011年に開業された男性専門店「阪急メンズ東京」です。阪急メンズ東京は“ヴィンテージ&リバイバル”をテーマに、2019年3月15日にリニューアルオープンしました。
古着や中古家具、年代物の眼鏡など百貨店としては異色かつ個性的なフロアになっているのが目玉の7階です。ヨーロッパのフリーマーケット等で独自に古着を買い付けて販売するストレイシープ等の名店が入居しています。
しかし、ビンテージを前面に押し出した独自色の強い7階フロアはリニューアル当初こそ物珍しさもあってかお客さんが多数訪れていたものの、リニューアル後わずか1か月で客足が落ち込む事態に陥っていました。
阪急の冒険は果たして吉と出るのか。今後まさに正念場です。ニトリ、LOFT(ロフト)、そして無印良品のように、百貨店ではないお店が銀座の街を変えていく時代になったのかもしれません。