ドゥクラッセやワークマンプラスが40代以上の顧客を開拓中!ガイアの夜明け「シリーズ あなたにファッション革命② 輝く!大人ファッション」
スポーツアウトドアの安めの市場で25%のシェア1,000億円の獲得を狙ってワークマンが始めたのが、スポーツカジュアルウェアの専門店「ワークマンプラス」です。
2018年10月2日(火)放送のガイアの夜明け「シリーズ あなたにファッション革命② 輝く!大人ファッション」はワークマンプラスのような40代以上の大人ファッション業界で急成長しているファッションブランドの「ドゥクラッセ」、そして三越の新サービス「パーソナルショッピング」を取り上げた回でした。
ユニクロやゾゾタウンなどのファストファッション・ネット通販の台頭もあり、アパレルの売り上げが落ち込む百貨店。老舗百貨店の三越では、百貨店ならではの“おもてなし”サービスとして専任のコンシェルジュが客の買い物に無料で付き添う「パーソナルショッピング」を開始しました。
三越のパーソナルショッピングでは顧客向けにパーソナルカラー診断を実施し、自分に合った商品を選んでもらうための個別お買い物サポートを提供しています。このサービスを利用するお客さんは、購入額が通常の4倍ほどになることもあるそうです。
新宿アルタにドゥクラッセの最大店舗が進出
今、40歳以上の女性たちの間で人気を博しているファッションブランドが2007年創業の「ドゥクラッセ」です。林恵子社長が48歳の時に、自分が欲しいと思う服を自分で作るというコンセプトの元、通販専門ブランドとしてスタートした会社です。
40代以上の女性目線に徹底的にこだわり、着痩せして見える服や肌触りの良い服などを提案。着実にドゥクラッセファンを増やし現在のカタログ会員は250万人にも上ります。
今では女性ファッションだけでなく、メンズファッションやシューズも手がけているドゥクラッセ。ネット通販全盛の中、あえて実店舗を増やす戦略も成功し、グループ全体の売り上げは210億円(2017年7月期)にまで拡大しています。
そんなドゥクラッセが2018年6月に仕掛けたのが、新宿のランドマーク「アルタ」の1階フロアへの大型出店です。ユニクロから転職してきた前田店長に店舗運営を任せ、新作の着やせするコート「マジカルサーモ・フードコート」を早期投入するなど、社運をかけた店舗展開となっています。
新宿アルタに出店したドゥクラッセや、カジュアルスポーツウェア店のワークマンプラス、そして三越のパーソナルショッピングと、ネット通販では取りきれない40代以上のファッション市場は今後さらに激戦区になっていくのではと、今回のガイアの夜明けを見て思いました。