マーク・スタイラーやホテルみかわの事例から見る中国企業とのパートナーシップ成功例>ガイアの夜明け「日本を救う!?中国マネー」
中国政府系の投資会社CITICキャピタルは中国のマクドナルドの経営権を買い取り、スマホを使ったキャッシュレス決済や野菜メニューの拡充などで売上を伸ばしているそうです。
2018年6月12日(火)放送のガイアの夜明け「日本を救う!?中国マネー」で紹介されたのがCITICキャピタルをはじめとした中国の投資マネーに買収された日本のアパレル企業「マーク・スタイラー」と新潟の温泉旅館「ホテルみかわ」です。
神奈川県藤沢市にある大型ショッピングモール「テラスモール湘南」で人気のアパレルブランド「アングリッド」を運営するMARK STYLER(マーク・スタイラー)も、中国系投資ファンドCITICキャピタル・パートナーズ・ジャパンが買収した企業です。
低価格やブランド拡大戦略が裏目に出て約30億円の赤字を計上していたマーク・スタイラーですが、CITIC参加になり中国のTモール進出や、インフルエンサーを活用したネット通販強化などで売上アップを達成しています。
CITICキャピタル・パートナーズ・ジャパンは今後2年間で7つの日本企業を買収する予定とのこと。技術力や商品力に優れた日本企業の商品が、中国系ファンドの資金とネットワークを使って中国国内で販路を広げるケースが今後も増えてきそうです。
中国マネーが買収した新潟県・阿賀町の「ホテルみかわ」
1994年7月に開業した新潟県の山あいの街・阿賀町にある温泉旅館「ホテルみかわ」は源泉掛け流しの大浴場や露天風呂、フィットネス施設、回流式の温泉プールを備えた第三セクター運営のホテルです。なんと24年間も家事が続いているとのこと。
そんな廃業寸前のホテルみかわを2017年末に買収したのが中国・上海に拠点を置く旅行会社で、中国国内に約1万人の裕福な会員を抱える新興企業「山嶼海(さんようかい)」です。
2018年1月、ホテルみかわの土地と建物を譲り受け本格的な経営に乗り出した山嶼海は、LED看板の設置や大浴場と温水プールの改修などを進め、中国客の獲得を進めています。日本人ももちろん宿泊できますので、興味を持たれた方は楽天トラベルやじゃらん等からの宿泊予約もオススメです。
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中国企業は時に日本企業にとって巨大なライバルにもなりますが、上手く付き合うことで優れたビジネスパートナーにも成り得ると、今回のガイアの夜明けを視聴し再認識しました。