新卒採用にもつながる「知るカフェ」のシステムがユニークです>ガイアの夜明け「”金の卵”を確保する! ~熱い就職戦線2017~」

売り手市場の就職戦線で優秀な大学生や高校生の人材獲得に奔走する企業の取り組みが、2017年4月4日(火)放送のガイアの夜明け「”金の卵”を確保する! ~熱い就職戦線2017~」で紹介されました。有名大学の近くに展開する「知るカフェ」は大学生にとっても新卒採用したい企業にとってもメリットのあるシステムだと思います。

株式会社エンリッションが運営する大学生限定のお店「知るカフェ」は、学生に対して飲み物1杯無料、さらにWi-Fi使い放題というサービスを提供するユニークなカフェです。

学生が無料で知るカフェを利用できる秘密は、カフェが企業のスポンサー料によって運営されているからです。企業は年間約300万円の協賛金を払えば、知るカフェ店内のモニターにロゴを掲出することができ、さらにカフェで学生との交流会などイベントを開催することも可能になります。

そんな知るカフェで大学生と交流を持っているスポンサー企業の1社が、今回のガイアの夜明けで採用担当者の活動が紹介されていた日本ガイシ株式会社(東証1部上場、証券コード:5333)です。

送電用碍子(ガイシ)で国内トップシェアを誇る日本ガイシはセラミック技術を軸に様々な製品を創出していますが、BtoB企業のため学生にあまり認知されていないという悩みがあるようです。そこで日本ガイシの人事チームは、他社との合同交流会や学生向けのキャリア講座を積極的に企画することで学生との接点を増やしています。

ガイアの夜明け後半、東京・大田区の町工場に次々と人材を輩出している六郷工科高校・デュアルシステム科の取り組みが紹介されていました。六郷工科高校は大田区にある町工場等と連携し、学生を派遣し長期就業訓練を行っています。

訓練中は六郷工科高校の学生は社員に混じって朝から晩まで働くため、結果として企業と生徒のマッチングの場ともなり、卒業生の6割以上が訓練先に就職されるそうです。高い就業率もあってか、現在、連携先は260社にまで増えているとのこと。

番組では2016年11月に大田区にある極東精機製作所にデュアルシステム科の学生が修行訓練する模様が紹介されていました。長期間、学生が中小企業の中で社会経験を積める仕組みは入社後の離職率低下にもつながるので良い取り組みだと思います。

売り手市場のため、中小企業はもちろん大企業であっても新卒採用に苦戦する昨今。内定辞退や、入社後すぐの離職など企業の人事部が抱える問題は多岐にわたっています。企業の中身を深く知ってもらう事が何より求められているように今回のガイアの夜明けを視聴し感じました。

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