ドムドムハンバーガー、サブウェイ、クリスピー・クリーム・ドーナツそれぞれの反転攻勢>ガイアの夜明け「外食王4 どん底から起死回生!」

鶏肉の消費期限切れや異物混入が次々と発覚し、マクドナルド(ジャスダック上場、証券コード:2702、株主優待食事券あり)が過去最悪の赤字に陥ったのが今から3年前の2015年12月期のことです。素材にこだわった高級バーガーの投入など、サラ・カサノバ社長のもと立て直しを図ったことでマクドナルドの業績は2017年に過去最高の黒字を達成するなどV字回復しています。

2018年10月30日(火)放送のガイアの夜明け「外食王4 どん底から起死回生!」はマクドナルドのように、ドムドムハンバーガーやサブウェイ、クリスピー・クリーム・ドーナツなど、かつて一世を風靡しながら苦境に立たされる外食チェーンの反転攻勢を取り上げた回でした。

今回のガイアの夜明けで初めてしったのがですが、日本初のハンバーガーチェーンはマクドナルドではなく、ドムドムハンバーガーでした(※マクドナルドの日本上陸より1年早い1970年に誕生)。ダイエーを親会社に最盛期には全国400店舗を展開していました。

しかしダイエーの衰退とともに店舗も激減。そんなドムドムバーガーは2017年、ホテルなどを運営するレンブラントホールディングスの傘下に入り、スイーツバーガーなど他のチェーンにはない独自性あふれるメニューを開発することで、これまでメインだった主婦や家族連れから若者にターゲットを変えて再出発しています。

食材などを選べ自分の好きなサンドイッチにカスタマイズできるアメリカ生まれのサンドイッチチェーン「サブウェイ」は、世界110ヵ国以上で4万店以上を展開するなど、マクドナルドを抜く世界最大のファストフードチェーンです。

野菜の種類も豊富なことから、1992年に1号店が日本にオープンして以降、健康志向の消費者を中心に支持を集めてきました。ところがここ数年、他のファストフードやコンビニなどでも健康志向の商品が売られるようになったことで差別化に苦戦し業績も悪化しています。

そこでサブウェイは2018年の今年、肉が売りの人気レストラン「格之進」とタッグを組み、「肉」をテーマにした新しいコラボ商品を開発。11月1日から『金格バーグ』として販売しています。格之進のお肉が味わえる金格バーグ、値段は890円からと少し高めですが、機会を見つけて食べに行って見ようと思います。

2006年にアメリカから上陸しドーナツブームの火付け役として一世を風靡したクリスピー・クリーム・ドーナツですが、一時全国に64店舗あった店舗数は3年間で一気に約40店舗にまで減少しています。

そこで、クリスピー・クリーム・ドーナツジャパンの社長に就任した若月貴子さんは、日本人好みの開発や地域ごとの立地や客層に合わせた店舗づくりなど、本場アメリカに頼らない日本流改革を打ち出し既存店の売り上げを13か月連続でプラスにすることに成功します。

復活の兆しが見えてきたことでさらに反転攻勢として、クリスピー・クリーム・ドーナツは北海道にも初出店。ご当地商品の北海道チーズケーキの販売や、サプライズイベントでドーナツを配布するなど思い切った施策を仕掛けたことで、2018年10月19日に北海道・千歳アウトレットモール「レラ」にオープンした新店舗はオープン前から大行列ができるなど大成功だったようです。

新しい外食チェーンは最初は物珍しさでお客さんも来ますが、やはり大事なのは「商品力」と「店舗設計」と「サービス」だと、今回のガイアの夜明けを見て再確認しました。

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